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千一夜
第5章 第二夜 パヴァーヌ ①
「ねぇ、健太は小さいころ何をしていたの?」
 ベッドの中では主人を名前で呼ぶ。主人の名前は金子健太。私と結婚して姓が早川から金子に変わった。私より九つ年上の三十九歳。
「野球だな。下手だったけど」
 スポーツが苦手なことは姉から聞いていた。体育以外はオール5。
 主人が小学校で初めて泣いたのが小学五年の体育の授業だった。クラスの中で一人だけ逆上がりができなかった主人は、逆上がりができるまでクラスメートの前で何度も逆上がりをやらされた。終いには主人は大泣きした。逆上がりができない自分が情けなくて、できない自分が悔しかったのだそうだ。クラスメートの中にはもちろん女子もいた。それでも主人は大泣きした、と姉が私に教えてくれた。
 そのせいか主人は、長男にも次男にも勉強より積極的にスポーツをさせている。小三の長男はサッカー、そして小一の次男はスイミングに通っている。
「翔太のことだが、サッカーは続けさせてくれ、頼むよ」
「やめさせてないわよ。ただ、健太にもわかってほしかったの」
「翔太の成績か」
「そう」
「勉強なんて誰かから言われてしても意味なんてないよ」
「じゃあどうすればいいの?」
「ほっておく」
「それじゃあ勉強しないわよ、あの子」
「するさ」
「なんか他人事みたい」
「勉強なんて所詮は他人事だよ。するしないは翔太の問題だ。俺や飛鳥の問題ではない」
「健太の台詞、今度ママ友に言ってみるわ」
「勝手にしろ」
「勝手にします。ねぇ健太、健太のおちんちん硬くなったっけどどうする?」
「スケベなママだな」
「何よ、自分だってスケベなパパのくせに」
 主人が私にキスをする。とてもいいタイミング。
 子供の話なんてベッドでするものじゃない。ベッドでは主人とあれを愉しむことだけ考えていればいい。
 主人のおちんちんも硬くなったけど、私のあそこもずっと熱い。きっと我慢できなくてお汁がおま×この穴から出始めたのかもしれない。
 結婚前そんな自分がちょっぴり恥ずかしかったけど、今は主人で濡れる自分が大好きだ、もちろん私で勃起する主人も大好きだ。私と主人は未来永劫離れることがない。なぜなら私と主人は二人で一人だから。
 主人の手で私の乳房が揉まれる。なんて素敵な手の動きなのだろうか。私は主人の手だけでいかされる。
 でも、その前にもう少しお話がしたい。主人のこと、そして私のこと。
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