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千一夜
第7章 第二夜 パヴァーヌ ③

ただし、たとえ先輩の紹介でも関の試験に合格しないとファールでアルバイトはできない。その試験とは、初日の働きぶりなのだそうだ。
合格するには何もしないこと。つまりテーブル席で本を読むか勉強をする。これで合格。逆に「マスター何をすればいいでしょうか?」なんて訊ねた時点で不合格。
信じられないかもしれないが、これがファールで働くための試験なのだ。
私が美少女かどうかは別として、関は主人と私がこの店で勉強することを認めてくれた。私は関のことを「かんいち」と呼んだ。怒るかと思ったが、関は「かんいち」と呼ばれることを気に入ったようだった。
ただ、この「かんいち」も直ぐに「エロかん」に変わった。
例えば、私の方が主人よりこの店に早く着いたりすると、関は私に向かって「ああ、早川から電話があって今オナニーしてるからもう少し待っててくれだって」と平気で言う。私は「うるさいエロかん」と言い返す。「美少女から言われるエロかん、たまらないね。長生きはするもんだな」と関にさっとかわされる。私は毎回関の術中にはまった。
エロかんの得意料理なのかもしれないが、エロかんの作るナポリタンは絶品だった。ウインナー一つとっても長野のお店から取り寄せたものを使ったりしていてとてもおいしかった。「エロかん、これ超うまいよ」と私が言うと「じゃあ、飛鳥ちゃん僕にキスして」とやっぱりエロかんはエロかんだった。
主人とエロかんのおかげで期末テストは学年順位51番まで挽回した。
成績は落ち着いたが、私と主人は全く先に進むことができないままだった。確かに主人と会う日は、別れ際にキスをした。私がその度にサインを出しても、主人はいつも私をはぐらかした。
考えてみればそれは当たり前のことった。当時私は高校一年生で、主人は私よりも九つ上の大学院生。私がどんなに恋焦がれても主人の中にはまだ姉がいた(間違いなく)。私は主人からしてみれば幼すぎて姉の代わりにはならない。
でもそれでいい。私は姉の代わりになるつもりなんてない。私は私であって姉ではない。
そう思ってはみたが、このままだと私と主人は永遠に結ばれない。つまりどれだけときが経とうが、私は主人とエッチができない。大きな主人のおちんちんは怖いけど、私はどうしても主人とセックスがしたい。
名案なんて浮かばない。だから私は主人と取引をした。
合格するには何もしないこと。つまりテーブル席で本を読むか勉強をする。これで合格。逆に「マスター何をすればいいでしょうか?」なんて訊ねた時点で不合格。
信じられないかもしれないが、これがファールで働くための試験なのだ。
私が美少女かどうかは別として、関は主人と私がこの店で勉強することを認めてくれた。私は関のことを「かんいち」と呼んだ。怒るかと思ったが、関は「かんいち」と呼ばれることを気に入ったようだった。
ただ、この「かんいち」も直ぐに「エロかん」に変わった。
例えば、私の方が主人よりこの店に早く着いたりすると、関は私に向かって「ああ、早川から電話があって今オナニーしてるからもう少し待っててくれだって」と平気で言う。私は「うるさいエロかん」と言い返す。「美少女から言われるエロかん、たまらないね。長生きはするもんだな」と関にさっとかわされる。私は毎回関の術中にはまった。
エロかんの得意料理なのかもしれないが、エロかんの作るナポリタンは絶品だった。ウインナー一つとっても長野のお店から取り寄せたものを使ったりしていてとてもおいしかった。「エロかん、これ超うまいよ」と私が言うと「じゃあ、飛鳥ちゃん僕にキスして」とやっぱりエロかんはエロかんだった。
主人とエロかんのおかげで期末テストは学年順位51番まで挽回した。
成績は落ち着いたが、私と主人は全く先に進むことができないままだった。確かに主人と会う日は、別れ際にキスをした。私がその度にサインを出しても、主人はいつも私をはぐらかした。
考えてみればそれは当たり前のことった。当時私は高校一年生で、主人は私よりも九つ上の大学院生。私がどんなに恋焦がれても主人の中にはまだ姉がいた(間違いなく)。私は主人からしてみれば幼すぎて姉の代わりにはならない。
でもそれでいい。私は姉の代わりになるつもりなんてない。私は私であって姉ではない。
そう思ってはみたが、このままだと私と主人は永遠に結ばれない。つまりどれだけときが経とうが、私は主人とエッチができない。大きな主人のおちんちんは怖いけど、私はどうしても主人とセックスがしたい。
名案なんて浮かばない。だから私は主人と取引をした。

