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千一夜
第7章 第二夜 パヴァーヌ ③
「よっこらしょ」
 そう言って主人は赤いハート型のお風呂に入ってきた。
「お爺ちゃんみたい」
「俺が?」
「そう、ばか健太はお爺ちゃん」
「そんなことはないと思うけどな」
 主人が私に近づいてくる。
「こっちに来ないでよ」
 私は湯舟の中で逃げた。捕まえられては逃げ、そしてまた捕まえられてはまた逃げた。でもそれは無駄な足掻きだった。背の高い主人は腕も長い。私は主人に捕獲された。
「はい捕まえました」
 私は後ろ向きで主人に抱えられた。それでも私は主人の腕を振り解こうとしたが、私の力など主人には全く通用しなかった。
「無理無理、もう飛鳥ちゃんは俺の獲物。逃げられないから」
「ばか健太」
 嬉しかった。だって私は主人の獲物になれたのだ。
「いい匂いだ」
 主人は私の首筋に鼻先を付けてそう言った。主人の舌が私の首筋を舐める。私の体はとろけそうになった。
「気持ちいい」
 思わず私はそう言った。
 獲物が抵抗しないことを知った主人の手が、私の乳首に伸びてきた。親指と人差し指で乳首を摘まむ。そして乳首を摩るようにして親指と人差し指を動かした。
「……」
 主人が何かを言ったような気がしたが、聞き取ることがっできなかった。でもなんとなくだが、主人はにんまりとしながら私の乳首を弄っているような気がした。私は主人がもっともっと厭らしくなってほしいと思った。
 ふにぁふにぁしていた主人のおちんちんが硬くなってきた。私は主人の硬くなったおちんちんを掴んだ。私は主人のおちんちんの感触を愉しみながら思った。世の中に主人のおちんちんに似たものはあるのだろうかと。思いつかなかった。
 主人の舌は首筋やうなじを這いながら私の一番敏感なところを探している。一番なんてどこにもない。主人にそうされることこが私にとって一番なのだから。
 私の小さなおっぱいを揉むと、主人の両手は私の胸からお腹の方に下がっていった。主人の手が私の体のどこに向かうのかはわかっている。私のおま×こはもう何度も主人い弄られた。でもお風呂の中で伸びてくる主人の手はいつもと違うような気がした。
 これから私は主人は交わる。交接の前の主人の手。主人の右手の中指が私の割れ目をなぞる。左手の人差し指を左右に動かして私の陰核を刺激した。
 気が変になりそうだった。でもお風呂で終わりたくない。私はベッドに行きたいと主人に言った。
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