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千一夜
第8章 第二夜 パヴァーヌ ④
 セックスがこんなに気持ちがいいなんて、私はどんなに主人から貶められても、ずっと主人からおま×こを舐めてもらいたかった。この時間が永遠ならばと思った。でも主人には私の願いは通じなかった。
「もう犬はいいや」
 主人は私に仰向けになるように命じる。
「仰向けになれよ、ガキ」
 私は主人の命令に従った。主人は私の脚を拡げた。そして私の太ももの裏側を持ち上げるようにして私の脚をM字型にした。そして顔を私のあそこに埋めてきた。
「こうして見てもまん×こ小さいわ。やっぱガキまんだな。ガキまんでもまん臭だけは一人前だ。ガキのくせして生意気だな。ははは」
「ガキだなんて言わないでよ、ロリコン健太!」
 ようやく逆らうことができた。
「ふん」
 悔しいが抵抗はそこまで、私は早く主人におま×こを舐めてもらいたい。主人が私の小さなビラビラを広げる。主人の舌はすぐやってきた。下から上へ、主人の舌は私の雌汁を掬い取りながら激しく動いた。
「気持ちいい、止めないでね。お願いだから止めないで」
 私は快楽の中で主人にそう懇願した。主人は私の願いを聞いてくれた。主人の舌が下から上、ときには秘穴の中で舌先をぐるぐる回した。これがいくということなのか、私は気が狂いそうになった。ところがそれは絶頂を迎える前のステップに過ぎなかった。
 主人の手が私のクリを刺激した。
「ダメ!」
 私は絶叫した。ダメ……ではない。主人がそうしてくれることを私の体は歓迎している。でも私の中に隠れている常識が、辛うじて理性をまとった自分に訴えたのだ。境界線がなくなれば私は私でなくなる。私はそれが怖い。
 もちろん主人は私の絶叫など気にしていない。ほっとする自分、そして不安な自分。主人は私のクリを指で撫でる。そうしながら主人の舌は私の秘穴の中で激しく動く。
「ダメダメダメ!もうダメ!もうダメだから!もう許して!」
 腰が主人の刺激から逃げようとして動く。このまま続けてほしいのになぜか主人の手や舌から逃れようとする。意地悪な主人はもちろん止めない。そして主人はクリを弄りながらこう言った。
「ま×こ気持ちいいんだろ」
「……」
 私は頷いた。
「だったら私のおま×こ気持ちいいって言えよ」
「いや!」
「止めるぞ」
 私への脅し。
「……」
「言え!」
「おま×こ気持ちいい」
「もう一回言え!」
「おま×こ気持ちいい」
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