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千一夜
第8章 第二夜 パヴァーヌ ④
 主人の腰の動きが更に速くなった。射精が近いのだろうか? 私と主人は蟻すら入り込む余地がないほどに体を密着させている。私と主人は強く強く抱き合っている。
 一つだけ心残りがあるとすれば、それは私と主人を隔てている薄いゴムだ。こんなものなんてなくて構わない。主人が放った精子を私の子宮が受け取る。そして私が主人の子を宿したとしても後悔などない。むしろそれは私にとって歓迎すべきことなのだ。
 高校なんていつ辞めてもいい。世間の冷たい目なんて私には大した問題ではない。家を出る覚悟もできている。でも……でもそういう私の決心を揺るがすものがいくつかある
 姉の問題を抱えている私の家庭が、私と主人のことを許すはずなどない。万が一そんなことにでもなれば、父はどんな手段を使っても主人を追い込んでいくだろう。
 そして未成年者を抱いた主人は法に裁かれ罰せられる。私は冗談で主人をロリコンと呼ぶが、主人は本当のロリコンになってしまう。
 それらは私の望むことではない。
 私の中に主人が入ってきてくれた。私と主人は結ばれたのだ。
 主人の息遣いが荒くなってきた。「はぁはぁ」という声が聞こえる。いよいよ主人は私の中で(正確に言えばゴムの中に)精液を発射する。早く果ててほしい。膣の痛みも限界を越えそうだ。早くこの痛みから解放されたい。
「飛鳥、いきそうだ」
「早く出して!」
「ふん」
「……」
 何がふんよ、と言ってやりたかったが、それを声に出すことすら辛い。
「出る!出すぞ!」
 主人はそう叫ぶと、私のおま×こを二度、いや三度強くどんどんと突いた。主人が私を強く抱きしめそして私も主人の背中を強く抱え込んだ。主人の匂いが鼻孔を通った。雄が発情して果てた後に匂い。ようやく主人は私のものになった。
 主人は精液を私の中に放出した後、ゆっくりペニスを私の膣から抜いてくれた。膣の中に入り込んでいた大蛇が、後ろ向きで後退していくような感じがした。
 ようやく痛みから解放……されなかった。膣から主人のおちんちんがいなくなったはずなのに、まだ私の膣中には主人の大きくて硬いペニスの幻影がはっきり残っている。そのせいなのか痛みは完全に消えていなかった。
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