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千一夜
第8章 第二夜 パヴァーヌ ④
あそこの痛みはずっと続いている。というかその痛みが下腹部全体に広がったような気がする。このままじっとしていたかったが、やはりお風呂で体を洗いたい。そうすることがベストかそうでないのかわからないが、痛み堪えて私は一人でバスルームに向かった。
シャワーを浴びる。私の中のどこかに主人の匂いの付いた体をそのままにしておきたいという気持ちがあった。でも主人には悪いが、私は温かな湯を体全体にかけた。特にあそこは念入りに洗う。そう言えばさっきもあそこは隅々まで丁寧に洗った(臭いと言われないために)。
どうやら男と女が交わる前と後は、おま×こはしっかり洗わなければならないようだ(当たり前なのだが)。
体を洗い終わる。赤いハート型のバスタブに足を入れる。そしてゆっくり肩まで湯につかった。湯舟に浮かぶバラの花を手にとる。顔を近づけバラの花の香りを嗅ぐ。バラの生命が宿った匂いが鼻孔を通った。
このまま時間が過ぎてくれればいいと思った。主人が私との取引のことを忘れてくれればいいのにとも思った。しかし、主人はそれを忘れない。忘れるはずがない。
「俺も入っていい?」
お風呂につかる私を覗き込んで主人はそう言った。
「だめ」
拒否しても主人はバスルームに入ってきた。
主人がシャワーを浴び始める。主人はソープを手に取ると自分のペニスを洗い始めた。結局洗ったところはペニスだけ。
それを見て私は悲しくなった。確かに私の膣の中に入ってきた主人のおちんちんにはゴムが被せられていた。それでも挿入されることで、私と主人は一つに結ばれたものだと思っている。私の中に入ってきた主人のペニスを私は汚したのだろうか? 私は主人に抗議したい。私はそんなに汚いのかと。
主人はお風呂に入ると私を捕まえようとした。私は逃げる。でも背の高い主人は腕も長い。さっきと同じ。私は簡単に主人に捕まえられた。
「放してよロリコン」
「……」
「ばか健太、放してよ」
「……」
主人は何も話さない。でも私にはわかる。自分は取引に応じた。だから今度はお前の番だ。葵は今どこにいるんだ? 教えてくれ。
主人は私を後ろから抱きしめながら、そう私に問いかけているのだ。私は逃げることができない。
だから私は告白する。私の罪を主人に打ち明ける。
シャワーを浴びる。私の中のどこかに主人の匂いの付いた体をそのままにしておきたいという気持ちがあった。でも主人には悪いが、私は温かな湯を体全体にかけた。特にあそこは念入りに洗う。そう言えばさっきもあそこは隅々まで丁寧に洗った(臭いと言われないために)。
どうやら男と女が交わる前と後は、おま×こはしっかり洗わなければならないようだ(当たり前なのだが)。
体を洗い終わる。赤いハート型のバスタブに足を入れる。そしてゆっくり肩まで湯につかった。湯舟に浮かぶバラの花を手にとる。顔を近づけバラの花の香りを嗅ぐ。バラの生命が宿った匂いが鼻孔を通った。
このまま時間が過ぎてくれればいいと思った。主人が私との取引のことを忘れてくれればいいのにとも思った。しかし、主人はそれを忘れない。忘れるはずがない。
「俺も入っていい?」
お風呂につかる私を覗き込んで主人はそう言った。
「だめ」
拒否しても主人はバスルームに入ってきた。
主人がシャワーを浴び始める。主人はソープを手に取ると自分のペニスを洗い始めた。結局洗ったところはペニスだけ。
それを見て私は悲しくなった。確かに私の膣の中に入ってきた主人のおちんちんにはゴムが被せられていた。それでも挿入されることで、私と主人は一つに結ばれたものだと思っている。私の中に入ってきた主人のペニスを私は汚したのだろうか? 私は主人に抗議したい。私はそんなに汚いのかと。
主人はお風呂に入ると私を捕まえようとした。私は逃げる。でも背の高い主人は腕も長い。さっきと同じ。私は簡単に主人に捕まえられた。
「放してよロリコン」
「……」
「ばか健太、放してよ」
「……」
主人は何も話さない。でも私にはわかる。自分は取引に応じた。だから今度はお前の番だ。葵は今どこにいるんだ? 教えてくれ。
主人は私を後ろから抱きしめながら、そう私に問いかけているのだ。私は逃げることができない。
だから私は告白する。私の罪を主人に打ち明ける。