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第6章 陽子

ひとしきり 笑い続け 止んだ時
・・・若くないな やすみたい・・・・ と、呟いた
陽子が胸の上で 笑いながら話始めた
弥生さんが お香を幾つか作ったから 来てと誘われて
昨日 お昼に 麗さんと 弥生さんの処に行ったんです
拓哉さんの家に行って 呼び鈴を押しても 二人出てこないから
二人で入ったら 弥生さんと拓哉さん お部屋で裸で寝てて
麗さんが 弥生さんに声を掛けたら 起きて来て
・・・すごかった・・・
ぼうっとした顔で 言うんですよ
私達 判らなくて 弥生さんの横に座って 拓哉さん裸で
鼾かいて あの 大きなのを出したまま 寝ていて
私が毛布掛けて上げて
弥生さん 暫く ボーっとしていたのが 落ち着いたら
話してくれたんです
誠さんから 摘んだお花を譲って貰ったのを 乾燥させて
粉末にして 50グラム位作れたと言ってました
それを 裏山の湧水に 溶かしこんで 色々作ったそうなんです
それで 7グラムだけ お香の粉に直接混ぜ込んで 作ったのを
二人で 試したと言うんです
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弥生は 裏山から摘んで来た花の中から
お酒に入れられない花を 誠から譲り受け
陰干ししたものを 粉末にして見た
笊にいっぱいあった花も 粉末にした時には
50グラム程の粉末に成り それを裏山の湧き水に溶かして
幾つかを作って行った
そして直接7グラムの粉末に 3グラムのたぷ粉で
煉りこんだ物を成型して
棒状の香を5本作って 拓哉を呼んだ
・・・あの お花でお香作ったのこれだけど・・・
拓哉が 和紙の上の5本のお香を見て 一本を取り上げ匂いを嗅いで
・・・花の香りがするね・・弥生を見て言った
・・・今から 香りを嗅いでみよう・・・
香炉に立てた お香に火を着け 白い煙が立ち上り
部屋の中に 花の香りが漂ってくる

