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第8章  啓子
誠が翌日 雄介の家を訊ねると 山間から大きな籠に
モミジの葉や 南天の実の付いた枝を抱えた 雄介が
庭先で 茣蓙に広げ 誠を見て

・・・暫くぶり・・

茣蓙の上の 葉を 並べて纏めていた

・・・それは?・・・

誠が聞くと 弥生さんが 通販で香を売るというから
このモミジの葉や 南天の木を一緒にと思って
此処には 産業が無いというけど これは
売れるんだよ

・・・仕事は?・・・

誠が聞くと 少し遠くを見て

・・・辞めた!!・・・

・・・奥さんは?・・・

重ねて聞き 家の中を覗くと 
母親が出て来て 頭を下げ
茣蓙の上の モミジの葉を纏め初めて持つと
家の中へと 入って行った

・・・別れたよ!!!・・・

雄介は南天の実の付いた枝を 小さく鋏で切り
脇へと 纏めると

・・・近いうちに 顔を出すから・・・
言い残して 家の中へと入って行った

ーーーー
ーーーー

その夜

個室に社長と若い社員が座って居る前で
どうぞ 啓子の差し出す 徳利に
お猪口を差し出して受け

・・・啓子さん この間の話・・・

啓子は 持っていた徳利をテーブルに 置いて
若い社員を 黙って見つめて 頷いた

・・・新木君 今夜は啓子さんに 教えて貰え・・・

若い社員の背中を叩き お猪口を差し出して
啓子は黙って お酒を注ぎ 新木に視線を送る

・・・隣の 部屋へ・・・

啓子が立ちあがると 社長が新木の背中を叩き
若い社員は おずおずと 啓子の後を付いて
隣の部屋へ入ると 部屋の中央で 立ち止まった

・・・女の人 知らないの?・・・

新木に 聞きながら
啓子は床の間に有る 香炉で香を焚き
香炉の口から 白い煙が 部屋の中へと漂い出して来た
甘い花の香りが 仄かに漂う中
啓子が 浴衣を脱ぎ白い上下の下着姿で 新木に
近寄ると 浴衣の帯を外して

・・・お風呂へ 入りましょうか・・・

耳元で囁くと 手を引いて 外に有る露天に誘い
ガラス戸を開け 下着を脱ぎ 掛け湯をすると
湯船に体を沈めて 新木を見つめ

・・・私で 良いの・・・・

淫靡な目で 新木を見つめた
新木は小さく頷いて 浴衣を脱ぐと前を隠しながら 
露天の中へと体を沈めて
啓子を 見ない様に 外の景色に視線を送った
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