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第8章  啓子
切ろうとする 電話に啓子は慌てて
呼び止めた

「 判ったは !! 潤 新しい処探すのは
  良いけれど お金は有るの? 」
電話の向こうで 息を飲むのが判り
啓子は話しかけた

「 潤の 口座番号教えて 明日お金を
  振り込んで上げるから 母さんも
  明日 家を出るから お別れね・・・ 」

「 母さん・・・・・・・ 」

「 良いのよ あの人 自分の事しか
  考えていないんだから 愛情が
  無かったのね ゴメンナサイ
  こんな 両親で ・・・・・・ 」

「 母さん 家を出るって 言うけど
  住む処は? 仕事は?・・・・ 」

「 大丈夫よ 母さんも まだ若いし
  何処か 住み込みで働ける処を
  探すから 心配しないで 貴方は
  美和さんと 蒼ちゃんを 大切に ネっ 」

「 それなら 一緒に住む処を・・・ 」

「 それは、駄目よ!! あの人が探した時
  私が居たら 面倒な事になるかも知れないし
  それより 美和さんが 私を見たら
  あの人の事を 毎日思い出すでしょう・・ 」

「 余り 貯金は無いけど それでも 新しい処
  借りられるお金と 引っ越し代位は有るから
  お母さんが 出来るのそれぐらいだから
  お母さんの携帯に 口座番号と 支店名
  教えて頂戴 判った!! 送るのよ!! 」
受話器を握り締め 台所に目を送って
啓子は 溜息を吐き 受話器を戻した
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