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第8章  啓子
猛が店内に戻って来ると 啓子の横に立ち
キャリーに手を掛け

「 行きましょうか? 」
啓子が怪訝な顔で見上げると笑顔で

「 休みを取りましたから 一緒に 」
歩き出した猛の後を啓子は慌てて追った
道路に止まる黒い車から 大柄な男が降りて
猛に挨拶を交わしてくる

「 乗って下さい 」
黒い大型車のトランクに啓子のキャリーを入れ
猛は助手席のドアを開けた 啓子が躊躇していると

「 温泉へ行こうと思いまして 子供の時
  お世話に成ったお礼で 」
笑い顔の猛の顔を見て 啓子は助手席に座ると
猛はドアを閉めて 運転席に座り車は走りだした
街中から車が高速を走り始め 無言だった猛が
啓子に顔を向けて

「 あのシャツ 今でも大事に持ってますよ 」
猛が嬉しそうに言ってくる言葉に 潤と猛が小学生の時
ショッピングセンターに二人を連れ アニメの
キャラクターシャツを お揃いで買った事を思い出した
潤と良く遊んでいた猛の服が 段々と見すぼらしく成り
成長期の体に小さくなった服を着るように成って来る姿に
時折 潤の服を購入する時 一緒に買って猛に与えていた
事も思い出した 小学生の猛に時折夕飯を一緒に食べさせて
潤と一緒の部屋で寝かせ 夜更けまで二人でゲームに
夢中になって 叱った事を思い出して笑顔で猛を見た

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