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第9章 第9章 房江・真紀
露天に近付き 房江が真紀を見上げ
掛かり湯をして 湯船に入り房江を見て
孝明と抱き合った 恥ずかしさを
混乱した気持ちのまま 頭を下げた

「 あの人達 二人で示し合わせたのよ 
  真紀さん何時頃から? 」
房江が吐き出すように言い 真紀を
淫靡な瞳で見て 聞いて来た

「 半年位前から・・・・ 」
房江が目を中空に漂わせて 頷いた

「 ご主人と比べて 家の人のはどう? 」
真紀は目を伏せて 口を噤んだ 房江が軽く笑って

「 さっき 囲炉裏でお酒を飲んだでしょう
  あのお酒を飲んだ時 分かったの 家の
  主人が・・・違うな・・・ 
  二人で示し合わせたのよ 」 
「 主人達が良いのなら 楽しみましょう
  真紀さんも 良いでしょう 半年も付き合っているなら 」
淫靡な光の浮かぶ目で真紀を見て来る房江の目を見て 
孝明に抱かれた余韻が残る真紀は頷いていた 

ガラス戸が開き 孝明と酒井が露天に
掛かり湯を浴びて 妻の許へ二人が入った

「 今夜は・・・ 」
房江が孝明を真紀の横に押して

「 今夜の旦那様は・・・・ 」
真紀の横に座って居る酒井の手を引き 
酒井の座る膝に 白い大きなお尻を擦り付けて
酒井の手を 大きな乳房に誘った
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