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第10章 第10章　奈々

涙は出て来ない、なぜ？　自問していた
目の前で大志が奥さんの浴衣の紐を解いて
裸の二人は横に成って抱き合い、顔を重ね
大志の顔が首筋から、胸元を彷徨い、大きな手が
白い肌に触れ、乳房の形を変えた時、喘ぎ声を
頭の上のスピーカーが教えて、奈々の股間から
愛液が溢れ太腿を濡らし視野が狭く成り、
吐息を吐き出した

肩に酒井の大きな手が当てられ、触れられたところが
熱を持ったように熱く成って来る、遠赤外線のストーブの
熱を当てられたように、ジワーっと熱を送って来る
太腿を擦り合わせ手を握り締め、目は大志と奥さんの
痴態を覗き続け、大志の赤黑い物が天井を向き
奥様の口の中へと沈んでいく、大志は奥様の開いた
足の間に顔を埋め、時折奥様は赤黑い物を吐き出して
切なそうに眉根に皺を寄せ、思い出した様に肉棒を
咥え込む姿を見ていた

奥様の姿に自分を重ねていた、足を大きく開き
大志を跨いで、乳房をお腹に押し付け、目の前の
大志の物を口の中へと含んでいく、膨らんだ亀頭が
口の中を占め、舌を回して亀頭を舐めて顔を動かし
肉竿に奉仕していく、鋼の様に硬い肉竿を手で握る
脈動する肉竿を握り舌先で竿に舌を這わせ、
此れがもうすぐ、私の中に、淫靡な思いを込めたまま
肉棒を動かして口の中を猛った物に犯され、
最初のアクメに声を漏らして、顔を振っていく
霞んだ心は、大志と奥様を見続け、奥様が
大志の上で膣に肉竿を当てて、腰を落として
喘ぎ声が頭の上から、振って来た