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第10章 第10章 奈々
奈々の顔は子宮に白濁を浴びる度、痙攣を繰り返し
荒い息を吐き出して、奈々から降りた酒井に視線を
送り、はにかんだ笑顔を見せた
酒井は視線を隣の部屋との壁に目を向けた
微かに聞こえて来る艶声を聞き、奈々の顔が曇り
酒井は奈々の手を引き、ガラス戸を開け、外の露天風呂へ
明るい日差しが山の緑を二人に見せ、露天風呂の中
並んで外の景色を眺め、静かな温泉は時折聞こえる
鳥の声と湯船に流れ込む、かけ流しの湯の音だけを
二人に伝えて来る、酒井は奈々に顔を向け

「 私の責任で、済まない 」
頭を下げた

「・・・・・いえ、部長が悪い訳では・・・」
軽く髪を纏めて、アップにした奈々の顔が下がった

「 奈々さんと話した後、彼のスケジュールを  
  確認したら、2度程休みを取っていてね
  その日付けを見た時、真紀が私に出かけると
  言って、遅く帰って来た日と重なって居て 」
「 最初まさかと思ったね、それから二人を見ていたんだ 
  真紀が今日友達と日帰りで此処に来ると言ってね
  後藤君が先週、今日休みを取っていたんで 
  来るまで、間違いで有って欲しかった 」
湯船の中で繋いでいた手に力が入っていた、
奈々の手か?酒井の手か? それとも二人か?
明るい日差しが露天風呂の向こうに差し込み
明かりが奈々の俯いた顔を浮かび上がらせていた

「 真紀たちは夕方まで、此処に居ると聞いた 
  二人の前に、行く? 」
奈々が首を振り 少し間を置いて

「 どうしたら・・・・? 」
混乱したままの、感情に揺らいだ言葉が出て来た

「 私は、家内と別れる気は無い、もう少し様子を
  見ようかと思っている、奈々さんは気が済まないだろう? 」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
奈々は口を堅く閉ざして、山並みを暫く眺め、頷いた

露天風呂を出た二人は、静かに成った隣の部屋を
後にして、自分たちの街へと車は二人を乗せ、走り出した
帰りの車中、二人無言で前を見つめ 奈々のマンションの
前に車を止め、奈々は無言のまま マンションの
エントランスに入って行った


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