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第10章 第10章 奈々
孝明の腕に頭を乗せていた啓子が顔を上げ

「 それで、後藤さんの奥様とお付き合いを
  始めたんですか? 」
孝明は啓子の頭を引き、頷いて話は続いた

「 あの日、酒井にシティーホテルに呼ばれて
  ドアは開いているから、音を立てないように
  入って来いと言われて、そっと部屋に入ったら
  奈々さんがアイマスクを付けて全裸でベッドに
  横に成って、酒井が裸で体の上に乗って、
  Dカップの乳房を吸っているのを見てね
  股間でモーターの音がして
  少し太い黒のバイブが動いていたな、バイブの
  モーターの音で奈々さん気が付かなかったのかも
  素敵なプロポーションに見惚れて、酒井の愛撫で
  悶える奈々さんと酒井を横で眺めていたら
  酒井が声を出さないで、脱げと口を動かしたから
  裸に成って、奈々さんの口に舌を入れたら、彼女が
  起き上がってアイマスクを外して、怒った顔で
  私を睨んで手を上げようとした時、酒井が
  
「 後藤君、こちらの御主人の奥様ともお付き合をしている 」

  奈々さんが酒井の言葉を聞いた時 目を大きく開いて
  私を見て来るから、頷いて見せてね
  奈々さんの目に涙が浮かんで、ベッドに倒れ込んで
  体を投げ出して天井を見ていたよ、最初は二人の愛撫に
  声も出さないで天井を見ていたのが、2時間後には
  私の体の上で腰を振って、酒井のを咥えて何度も
  声を上げて、最後に意識を飛ばして朝まで二人に
  挟まれて寝ていたよ 」
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