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第11章 第11章　麗と弥生

麗は言われるまま、翌日携帯ショップに出かけて
携帯を解約した、ショップを出て今は使えなくなった
尚也とお揃いで買ったお気に入りのピンクの携帯を
バックの中へ仕舞うとまた尚也と暮らすアパートへ、
トボトボと歩き始めた2か月が過ぎ、
尚也はお金をテーブルに置き

「　お前も少しは稼げ、！！　」

睨みつけて来る尚也の顔を見ないように、頭を下げて
頷いた、翌日、何時もの様に霞んだ頭で起き上がり
ノロノロとキッチンでお湯を沸かして、紅茶の用意を
毎朝の事だが、体を動かす事がしんどい、薬缶に
水を入れガスを点け、テーブルに座って回りを
ボーっと眺める、部屋の隅のワタ埃をただ眺め
霞んだ頭の隅で掃除しないといけないな、他人事の
様にワタ埃を眺め、お湯の沸く音に立ち上がり
紅茶のカップを持って、またテーブルに座った
2週間？その前から毎朝起きた時考える事は、

・・・・死にたい・・・・

毎晩布団に横に成り、目を閉じた時

・・・このまま目覚めなければ・・・・

毎日尚也の為に夕食を用意して、
食卓に座った尚也からの言葉に怯え、
何を言われるのだろうと
尚也の顔色を窺い、毎日の様に罵倒され、
お前は馬鹿だ、バカだ、馬鹿だ、

・・・私は馬鹿だから、死んだ方が・・・