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第11章 第11章 麗と弥生
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・・・・〇〇に住んでる・・・・・
電話の向こうで小さな声と、公衆電話に落ちる
コインの音が続き、電話が切れた 弥生は携帯を
目の前に翳して、麗の言葉を反芻して拓哉に顔を向け
「 此処から〇〇まで、車でどれ位? 」
拓哉が目を中空に向け、弥生を見て指を4本立てた
携帯が震える、
「 もしもし、麗!!直ぐ行くから、待ってて!! 」
・・・・・・・アリガトウ・・・・・
弥生はどうすれば一番早く、麗と合えるか考えを
めぐらせ、
「 麗、〇〇駅の中の喫茶店、覚えてる?今から
そこへ向かって、直ぐに何も持たなくて良いから
判った、私直ぐに向かうから、良いわね!! 」
「 拓哉、車出して〇〇駅まで送ってくれれば
私、急行に乗って迎えに行くから、拓哉は
そのまま、駅で待ってて 」
弥生の携帯がまた震える
「 どうしたの? 」
・・・・〇〇駅までのお金・・・無いの・・・・
弥生は言葉を失った
「 一番安い切符買って、〇〇駅の喫茶店へ行って
私がお金持っていくから、行くのよ、良い!!! 」
「 拓哉、行こう!! 」
「 俺も付いて行く 」
直樹が椅子から立ち上がった
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