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第13章 第13章 直美
肩に回した男が耳を舐める様に口を近付け言って来る
直美は体の力を抜き、手首を掴んだ男の手が緩み
直美は手を振り解いて、テーブルの上の徳利に手を伸ばして
上座に座る男に差し出した、舐める様に直美を見て
お猪口を差し出して来た、お酒を注ぎ右と左から
差し出されてくるお猪口にお酒を注ぎ、テーブルに
徳利を置いて、立ち上がろうとした時目の前に
お猪口が差し出され、男の顔を見て黙って
徳利を持ちお酒を注ぎ、また右と左からお猪口が
差し出され、直美は黙ってお酒を注いで行った

「 直美ちゃん、どうぞとか 声を掛けないと
  サービス悪いな、それとも俺たちだけで
  酒を飲んでるからかな? 」

「 そうか、済まなかった
  ほら、1杯だけお付き合いしてくれるか? 」
右に座って居た男が直美が注いだお猪口を口元に
持ってくる、直美は無言で顔を反らし左の男が
直美の肩を押さえて来た、その時襖の向こうから

「 宿の物ですが・・・ 」
雄介の声が聞こえ体を押さえていた男が
直美の肩を抱いて来る、もう一度雄介の
声が聞こえ

「 失礼致します、宿の物ですが 」
上座に座って居た男が襖を睨み

「 用が有ったら呼ぶから、暫くこの部屋
  来なくて良いから!! 」
怒った声で言う、襖が強く開かれ雄介の姿を
直美は見た時、強張らせていた肩の力が抜け
目の前に差し出されていたお猪口が離れて行く

「 真島さん、次のお料理を運んでください 」

雄介に言われ、直美は体を揺すり
男達の手を振り解き立ち上がって
雄介に頭を下げ

「 済みません! 」
一言いうと、足早に菊の間を後にして
パントリーに逃げ込んだ、パントリーの隅に立ち
初めて体に震えが走る、思いだしたくなかった
記憶が蘇って来た

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