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第13章 第13章 直美
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潮騒が聞こえる漁港、子供の時から聞いていた潮騒
3年前の1月大学入試を控え直美は自分の部屋で、
勉強机に向かい、最後の追い込みと教科書に
向かっていた、中学3年の妹が昨夜から熱を出し
母親が時折妹の部屋を覗いているのを、
耳の隅で聞きながら教科書を読んでいく
突然母親が叫びながら階下に駆け下りる音に
直美は部屋の扉を開けて顔を出した
両親が階段を駆け上がり、妹の美奈の体を
毛布でくるんだ父親が階段を降りて行く姿が
直美は慌てて階段を駆け下りて、母親の傍に
駆け寄った、
「 美奈を病院へ連れて行くから
留守番 お願い 」
母親の焦った表情に直美は頷き 玄関を出て
両親が乗った車のテールランプが消えるまで
見送った、両親と妹は5日後小さな箱の中に
収められた壺の中に入って、帰宅してきた
潮騒が聞こえる漁港、子供の時から聞いていた潮騒
3年前の1月大学入試を控え直美は自分の部屋で、
勉強机に向かい、最後の追い込みと教科書に
向かっていた、中学3年の妹が昨夜から熱を出し
母親が時折妹の部屋を覗いているのを、
耳の隅で聞きながら教科書を読んでいく
突然母親が叫びながら階下に駆け下りる音に
直美は部屋の扉を開けて顔を出した
両親が階段を駆け上がり、妹の美奈の体を
毛布でくるんだ父親が階段を降りて行く姿が
直美は慌てて階段を駆け下りて、母親の傍に
駆け寄った、
「 美奈を病院へ連れて行くから
留守番 お願い 」
母親の焦った表情に直美は頷き 玄関を出て
両親が乗った車のテールランプが消えるまで
見送った、両親と妹は5日後小さな箱の中に
収められた壺の中に入って、帰宅してきた
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