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第13章 第13章 直美

小さなテーブルに白い布を掛け並んだ3つの箱
立ち昇る線香の煙を放心した目で直美は眺めていた

両親を見送り机に向かい、教科書の文字が踊り
頭の中に入ってこない、2時間が過ぎ3時間4時間と
時間が過ぎ、日付けが変わっても連絡が無いまま
直美は玄関のカギをして、ベッドに横に成り
両親を待った、朝に成り連絡の無いまま、
学校へ向かった、2時間目が始まり、教師が
黒板に向かった時後ろのドアが開き、

「 真島さん、いらっしゃいますか 」
事務服を着た女性が顔を出して聞いて来る
直美は立ち上がり、

「 はい、真島です 」
答えて事務員の傍へ、

「 警察から電話が入ってます 」
耳元で囁いて来た、直美の頭から血が体の下へと
駆け下りる様に下がり、教室を飛び出した

直美の記憶はそこで途切れ、

  今・・・・

テーブルの上の3つの箱を放心した目で眺めていた
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