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第13章 第13章 直美
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白い布を掛けた上に乗る三つの白い箱、一番左の箱に手を掛け
紐を解いて箱の中の壺の蓋を取り、中を覗いて白い骨を摘まみ
ジプロックの中に入れ、溢れ出て来る涙を拭いて、
・・・ お母さん ・・・・ 呟いた
ジプロックの上にマジックでお母さんと書いて 次の箱に手を掛け
父親と美奈の骨をジプロックに入れ、三本の線香を束ねライターで
火を付ける、線香の先に炎が灯り、直美は指先を振り炎を消した
三本の線香から煙が立ち昇り、一本一本を線香立ての
灰の中へ差し込み、優しかった両親へ別れの挨拶を、
甘えん坊だった美奈に、また会えるよねと別れの挨拶を送り
涙を手で拭い立ち上がった、母親の部屋に有った、巾着の中に
両親と美奈の骨を入れ、リビングに置いて有った
キャリーの中へ入れ、散らかったリビングを見回す
ビールの空き缶が乗ったテーブル、床にコンビニの
ビニール袋が幾つか転がり、テーブルの上に昨夜食べた
弁当の空き容器を見て、直美は溜息を吐き出して
リビングを後にした
紐を解いて箱の中の壺の蓋を取り、中を覗いて白い骨を摘まみ
ジプロックの中に入れ、溢れ出て来る涙を拭いて、
・・・ お母さん ・・・・ 呟いた
ジプロックの上にマジックでお母さんと書いて 次の箱に手を掛け
父親と美奈の骨をジプロックに入れ、三本の線香を束ねライターで
火を付ける、線香の先に炎が灯り、直美は指先を振り炎を消した
三本の線香から煙が立ち昇り、一本一本を線香立ての
灰の中へ差し込み、優しかった両親へ別れの挨拶を、
甘えん坊だった美奈に、また会えるよねと別れの挨拶を送り
涙を手で拭い立ち上がった、母親の部屋に有った、巾着の中に
両親と美奈の骨を入れ、リビングに置いて有った
キャリーの中へ入れ、散らかったリビングを見回す
ビールの空き缶が乗ったテーブル、床にコンビニの
ビニール袋が幾つか転がり、テーブルの上に昨夜食べた
弁当の空き容器を見て、直美は溜息を吐き出して
リビングを後にした
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