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第13章 第13章 直美
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雪に覆われた田園の風景、走り去る窓の外の景色は
故郷から段々と遠ざかって行く
11時のバスに乗った時初めて安堵の息を吐き出して
外の景色に目を向けた、梨沙達を乗せた車が
視界から消え、駆け込んだ自宅、不意に梨沙達夫婦が
帰って来たら、外の物音に注意を向けながら
キャリーの中に洋服を下着をぬいぐるみを詰め
両親と美奈のお骨を入れて、家を出て
バス停に向かった、大きなキャリーを引き
道路の先に目を凝らして、ベージュの車の姿が
見えない事を祈り、バス停で街へ向かうバスを待ち続け
街に着いて直ぐ銀行のキャッシュコーナーで現金を卸して
駅で直美は迷った、大阪、東京何方に向かう?
日本海側の地、何方に向かうにも乗り換えの為 〇〇までは
行かないと成らない、直美は料金を見比べ、安い大阪を選び
券売機にお札を入れて列車に乗った、
ドアの脇の3人掛けの椅子に座り、大きなキャリーを
椅子の横の開いたスペースに置いて手で抑えていた
有名な温泉地の駅名が流れ 大きな荷物を抱えた人達が
乗り込んで来る、先程迄空いていた車内が一度に賑やかに成った
4人掛けに座った中年の男女が 缶ビールを取り出して
お疲れ様と声を掛け合い、窓側に座って居た女性が立ち上がり
携帯を耳に当て、直美の前を通りドアに顔を押し付け
小さく返事を返していた、
・・・ウン・・ソウ・・ソウナノ・・・・・
故郷から段々と遠ざかって行く
11時のバスに乗った時初めて安堵の息を吐き出して
外の景色に目を向けた、梨沙達を乗せた車が
視界から消え、駆け込んだ自宅、不意に梨沙達夫婦が
帰って来たら、外の物音に注意を向けながら
キャリーの中に洋服を下着をぬいぐるみを詰め
両親と美奈のお骨を入れて、家を出て
バス停に向かった、大きなキャリーを引き
道路の先に目を凝らして、ベージュの車の姿が
見えない事を祈り、バス停で街へ向かうバスを待ち続け
街に着いて直ぐ銀行のキャッシュコーナーで現金を卸して
駅で直美は迷った、大阪、東京何方に向かう?
日本海側の地、何方に向かうにも乗り換えの為 〇〇までは
行かないと成らない、直美は料金を見比べ、安い大阪を選び
券売機にお札を入れて列車に乗った、
ドアの脇の3人掛けの椅子に座り、大きなキャリーを
椅子の横の開いたスペースに置いて手で抑えていた
有名な温泉地の駅名が流れ 大きな荷物を抱えた人達が
乗り込んで来る、先程迄空いていた車内が一度に賑やかに成った
4人掛けに座った中年の男女が 缶ビールを取り出して
お疲れ様と声を掛け合い、窓側に座って居た女性が立ち上がり
携帯を耳に当て、直美の前を通りドアに顔を押し付け
小さく返事を返していた、
・・・ウン・・ソウ・・ソウナノ・・・・・
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