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第4章 優菜

・・・逝ったの?・・・
潤んだ目を開け剛を見つめ 恥かしそうに頷いている
・・・今日も 中に出すよ・・・ 剛が言う言葉が聞こえ
優菜が怯えた顔で顔を伏せ
修司は 奥歯を噛みしめ
・・・ギリ・・・ 音が出る
・・・良いね?・・・ 優菜が 顔を上げ 剛を見て
・・・妊娠 してしまうかも・・・ 小さな声が聞こえ
・・・私の 子供を産んでくれるか?・・・
剛が優菜の瞳を見つめ 言っている
剛の胸に顔を乗せ 優菜の手は大きな胸を抱え込み・・・・沈黙が続いた
画面に釘付けに成った 修司の奥歯が噛みしめられ
・・・ギリ・・・
・・・ギリ・・・
部屋に流れ
優菜は?・・・
優菜の?・・・
返事は?・・・
目を見開き ボリュウームを最大限まで引き上げて 待つ
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・ は い ・・・・ 少し間が開き 優菜が答えた
修司の体から 力が抜け 椅子の背に体を預け 再生を止めた
剛の顔を 愛おしそうに見る 優菜の目が 画面で止まり
冷蔵庫から ビールを持ち 机の前に座ると
再生ボタンをクリックして 画面が動き出した

