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第4章 優菜

・・社長に 誘われたのでしょう・・・
修司が切り出した時
優菜の目に 絶望の光が浮かび 涙が一滴頬を伝った
優菜は 一縷の希望を持って 修司に切り出していた
剛に 今日の打ち合わせを終えた時の誘いに
・・・主人に 聞いて見ます・・・
剛に答えて 帰って来る返事は判って居た
それでも 心の何処かで 修司が引き留めて
会社を辞めてしまえと 言う言葉を期待して
修司が切り出した言葉で 修司が望んでいることが
理解出来て心の中で
・・・馬鹿・・・ばか・・バカ・・
リフレインの様に繰り返す
・・・泊りがけ?・・・
修司の目の中に 哀しみと嫉妬の混じった光を込めて聞いてきた
・・・・・・・・黙って頷いた
・・良いよ 楽しんでおいで・・ 笑顔で修司が言って来るが
目の中に 見せる 邪な光とやるせなさをにじませた視線に
修司の持っている性癖を見て 優菜の心は暗く成って行った
修司は前日に片山から 優菜と 温泉に行きたいと
申し込まれたラインを見て
震える手で 画面の文字を見直して 嫉妬と諦めに
打ち砕かれて そして昂る心と 邪な感情が
頭の中をぐるぐると かき回して
新しい 添付画像を見られる期待・・・
・・・誘って下さい 優菜も喜ぶと思います・・・
返信を送って居た

