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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第4章 お隣さん
ワタシは声の主に笑顔で振り向いていく。

「おはようございます…大地くんはその後いかがですか?……」

「えぇ…もうすっかり元気になって、今部屋でお兄ちゃんと遊んでます……黒川さんはこれからお仕事ですか?……」

ワタシはいつも通りのパンツスーツ姿。
ほんとはスカートが好きなのだが、仕事柄こればかりは致し方ない。

「はい、そうなんです…平日と日曜休みのシフト制で……」

【なるほど、だから平日も休みだって言ってたんだ……でも明日は休みなんだよね……】

「少しだけ、今いいですか?……」

遠慮がちに話しかけてみる。

「えぇ…大丈夫ですよ……」

私は全快祝いを兼ねたお礼の計画を話してみた。

「そんなお礼だなんて気にしないでください…私も独り暮らしなので頼らせて頂くこともあるでしょうし…お隣さんなので持ちつ持たれつでいいじゃないですか……」

営業職なのかな…受け答えにそつがないと思った。
でもそれじゃ私の気がすまない。
夫も是非にと、食い下がってみる。

「うーん、ほんとに有難いんですけど…明日はちょっと予定がありまして…ほんとにすみません……」

【そっか…若いし可愛いし…彼氏とかなのかな?…もしかして遠恋とか?……】

【ちょっと嬉しいかも…ワタシが断ったからってそんなにガッカリした顔しないでよ……】

「来栖さん…ワタシ連休なんですよ……月曜日の午後とか一緒にお茶でもしませんか?……お礼とかじゃなくて…ワタシ越してきたばかりで友達もいないので…お喋りとかしたいなぁって……」

私はお菓子渡して終わりかななんて諦めていた。
彼女からの申し出に顔が綻んでいく。

「はいっ…もちろんっ…じゃあ、手ぶらで来てくださいね……美味しいお菓子用意しておくので……」

「はい…じゃ、スマホ……」

ワタシはスマホを取り出して、はにかんだ。

「あ、うん…連絡先ね……」

【はい、連絡先いただきましたぁ……】

「ワタシはこれで…楽しみにしてますね……」

「はい…私も…頑張ってね…いってらっしゃい……」

なんだか嬉しかった。
家族と楽しい日々を送っている。
そして、私だけのお楽しみの時間だってある。
それでも、新たな出会いはなんとなくドキドキさせてくれた。

【もしかして…ただならぬ関係とかになったりして……】

私は彼女を想ってオナニーしたことを思い出していた。
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