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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第5章 お友達
「だって天音ちゃんと一緒にいると楽しいから……ママ友はいるけど…ああいうのってけっこう気をつけて付き合わないとってとこあるからね……」

私は本音を口にしていた。

【いいですよ…どんどんワタシに依存してくださいね……】

「ワタシだって、こっちに友達なんていないから…美海さんと過ごす時間はすっごく楽しいですよ……」

ワタシは箱からティッシュを抜き取り、唇を押さえてお水を飲んだ。
そして、勧めるようにカウンターの上でティッシュボックスを差し出す。

【今日は指で拭ってくれないの?……】

そんなことを思いながら私もティッシュで唇を拭う。

「ご馳走さま…ほんとにすごく美味しかった……料理教わりたいくらい……」

「ありがとうございます……もう、大袈裟ですよ…パスタくらいで……」

【この顔…うーん、やっぱりMっけ強いのかなぁ……でも今日は何にもしてあげないよ……】

ワタシは何か言いたげな美海さんを笑顔をかわしていく。

「この後どうしようか?…私ん家戻る?……」

「いえ、今日はお開きにしましょう……美海さん、お子さん逹が戻るまでゆっくりしてくださいね……お茶会はまた次回で……」

【また…そんながっかりした顔して……ワタシは美海さんのブログ早く観たいんですよ……】

【なんだろ…この感覚……私、ほんとに淋しいって思ってる?……】

別に本気でどうにかなりたいとは思っていないはずなのに…。

「ねぇ…うちの旦那…今週末出張なんだ……天音ちゃん、日曜は休みなんだよね?……土曜か日曜の夜、うちで一緒にご飯食べない?……埋め合わせっていうか…それに子供逹も喜ぶと思うから……」

【子供を出汁に使ってしまった……ずるい言い方したかな?……】

「いいんですか?……じゃあ、遠慮なく……」

【旦那さん居ないなんてワタシにとっては願ってもないですよ……】

「味付けは子供に合わせるから…そこは許してね……」

「大丈夫です…ワタシ…未だにお子さまランチ好きなんで……」

ワタシ逹は顔を見合わせて笑い合う。
自然と互いの肩に手を置き合う仕草は本当に友達のようだった。

美海さんを見送った後、ワタシは寝室に引きこもった。

【なにこのブログ……Mっけどころの騒ぎじゃないじゃない……変態…ドMのむっつりさんかぁ……】

「ぁは…ふふ…ぁはハハハは……うーん、美海さん最高っ……」
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