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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第5章 お友達
柔らかな舌先が私の唇をなぞっていた。

【目…開けてるの?…閉じてるの?……視ていい?……】

思っても開けられなかった。
もし天音ちゃんが目を開けていたら、顔から火が出てしまう。
どうしてこんなに優しく舐められるのだろう。

【え?…延長?……】

私にだって5秒どころか10秒もとっくに過ぎてることは解っていた。
彼女の離れた唇が濡れている。

「…ぅん……いいよ……」

女友達のじゃれ合いに過ぎない。
嫌悪感なんて微塵も感じない。
それどころか…唇を舐められた続きの方が気になって仕方ない。

【舌も挿れるの?……】

「…っん……んんっ……」

ワタシは背凭れに左手をついて、右手はしっかりと指を絡ませたまま…再び唇を重ねていった。
唇で唇をそっと開いていく。
するりと舌を伸ばして…一瞬歯に触れると…美海さんは慌てて開いていく。

【受け入れてくれてありがと……】

「はぁぁっ……」

と、互いに呼吸を併せて…
美海さんの舌の上をワタシの舌が伸びて巻き込むように右に傾く。
舌の裏側から持ち上げるよう回り込むと…ほら…彼女も応えてくれる。

上唇と下唇の真ん中だけを触れ合わせながら、ワタシ達は口を開いて…舌を絡め回し合っていく。

ワタシが美海さんの舌を押し込み唇を閉じると…彼女がワタシの舌を吸い…また唇を触れさせる距離で開き絡めると…今度は彼女の舌を巻き込み出してワタシがねぶっていく。

【気持ちいい?……たのしいねぇ……ずっとしていたいと思うよ……】

「……っん…んふっ……ん…ちゅ……ぁむ……ぁ……んくっ……ちゅ……んぁ……」

色気ついた吐息と…舌を絡ませ吸う音……それがずっと続いていく。

私は夢中になっていた。
啄み、吸いつき…導かれるままに舌を絡め…言われてないのに…「今吸って…」「今こっちに来て…」「もっと深く絡めて…」が全部伝わってきた。

【甘い…フルーツとチョコレートの残り香?……こんな甘いキス……】

唾液そのものが甘いと思った…。

【凄く熱くなってる……可愛いなぁ……美海さんを独占したくなっちゃう……】

没頭するキスの中…預けた背中がソファから落ちていく。
腰が迫り出す。
彼女の膝の間についたワタシの膝が凄く熱を感じていた。

「はぁっ…ふぅ……ぁは……美海さん……大丈夫?……」

ようやく唇を離して…美海さんを覗き込んでいく。

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