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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第6章 蜜月
「ごめんなさい…したくなっちゃって……じゃ、いってきますね……」
「あ、うん……いってらっしゃい…頑張ってね……」
「はーい……」
ワタシは笑顔で手を振りエレベーターへと向かった。
エレベーターに乗り込み口許を歪めてしまう。
【今日はソロする?…それとも我慢して旦那様を誘っちゃう……美海さんは絶対我慢できないんだろうな……】
ブログでエロ小説でも描くのだろうか?
それとも推しの出演作でも視ながらソロる?
ワタシの休みは木曜と伝えてはある。
木曜日は赤裸々エロ日記の更新日。
ワタシとのお茶会前夜に旦那様と愛し合うんだろう。
「楽しみ……」
呟くと同時にエレベーターは1階に到着した。
エレベーターを降りると隣の老夫婦とすれ違った。
「おはようございます…お散歩ですか?……」
「あら黒川さん…おはようございます……そうなの……これからお仕事?…頑張ってくださいね……」
北村の老婦人は相変わらず人当たりがいい。
それに比べて後ろに立つ、ご主人は無愛想だった。
ちょっと頭を下げるだけの挨拶。
大柄な体躯で禿げ頭、大きなお腹をしているが骨太で逞しく、目付きも鋭い。
元公務員と言っていたか?
【警察官とか消防士とか?……】
おそらく煙たがられる存在なのだろう。
でもワタシは思った。
【あれはきっといい男だ……】
「ありがとうございます…では、失礼しますね……」
老夫婦に頭を下げて会社に向かった。
私は天音ちゃんを見送ると、部屋に戻り朝食の後片付け…洗濯に掃除と慌ただしく家事をこなしていく。
子供達が帰ってくるまでに少しでも独りの時間を作りたかった。
食欲よりも性欲だった。
今夜、夫を私から誘ってみようか?
などと思ってみたが、昨夜は疲れていたし、
何より夜まで待てそうにない。
昼食も取らずにソファに座りスマホを操作していく。
オナネタシリーズと題した短編小説を描くことにした。
「天音ちゃん……」
隣人とのことを文章にしてみようかと思ったがやめておく。
なんだか、天音ちゃんとのことは秘密にしておきたいと思った。
でも、このムラムラは治まらない。
とびっきりの変態妄想を描きなぐって、自らを慰めよう。
「そうね…輪姦されるの…あり得ない相手……うーん、あ、スケベな老人とかいいかも……」
ふと、同じ階に住む北村のご主人が頭に浮かんだ。
「あ、うん……いってらっしゃい…頑張ってね……」
「はーい……」
ワタシは笑顔で手を振りエレベーターへと向かった。
エレベーターに乗り込み口許を歪めてしまう。
【今日はソロする?…それとも我慢して旦那様を誘っちゃう……美海さんは絶対我慢できないんだろうな……】
ブログでエロ小説でも描くのだろうか?
それとも推しの出演作でも視ながらソロる?
ワタシの休みは木曜と伝えてはある。
木曜日は赤裸々エロ日記の更新日。
ワタシとのお茶会前夜に旦那様と愛し合うんだろう。
「楽しみ……」
呟くと同時にエレベーターは1階に到着した。
エレベーターを降りると隣の老夫婦とすれ違った。
「おはようございます…お散歩ですか?……」
「あら黒川さん…おはようございます……そうなの……これからお仕事?…頑張ってくださいね……」
北村の老婦人は相変わらず人当たりがいい。
それに比べて後ろに立つ、ご主人は無愛想だった。
ちょっと頭を下げるだけの挨拶。
大柄な体躯で禿げ頭、大きなお腹をしているが骨太で逞しく、目付きも鋭い。
元公務員と言っていたか?
【警察官とか消防士とか?……】
おそらく煙たがられる存在なのだろう。
でもワタシは思った。
【あれはきっといい男だ……】
「ありがとうございます…では、失礼しますね……」
老夫婦に頭を下げて会社に向かった。
私は天音ちゃんを見送ると、部屋に戻り朝食の後片付け…洗濯に掃除と慌ただしく家事をこなしていく。
子供達が帰ってくるまでに少しでも独りの時間を作りたかった。
食欲よりも性欲だった。
今夜、夫を私から誘ってみようか?
などと思ってみたが、昨夜は疲れていたし、
何より夜まで待てそうにない。
昼食も取らずにソファに座りスマホを操作していく。
オナネタシリーズと題した短編小説を描くことにした。
「天音ちゃん……」
隣人とのことを文章にしてみようかと思ったがやめておく。
なんだか、天音ちゃんとのことは秘密にしておきたいと思った。
でも、このムラムラは治まらない。
とびっきりの変態妄想を描きなぐって、自らを慰めよう。
「そうね…輪姦されるの…あり得ない相手……うーん、あ、スケベな老人とかいいかも……」
ふと、同じ階に住む北村のご主人が頭に浮かんだ。