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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第6章 蜜月
言葉と身体で気持ちを確かめ合っていく。

美海さんはもう踵をベッドから浮かせて、ワタシのお尻を掴んでいた。
自ら腰を押しつけ、恥骨にクリを擦りつけてる。

「…ぁぁ…天音の恥骨…気持ちいいっ……」

「ワタシも…興奮してるよ……」

ワタシの愛液は溢れ垂れ、美海さんの淫裂へと伝っていた。
二人の愛液がベッドを濡らしていく。

私は頭の中では情報として女同士の絡みを知ってる。
でも、想像と体感は全く違う。

ワタシは重ねる唇をゆっくりと離していく。

【感じてね……妄想や想像の上をこれからゆっくり教えてあげるからね……】

見下ろす美海さんは顔を上気させて、吐息を漏らしてる。
ワタシは身体を下へとずらしていった。
恥骨が離れると美海さんは素直に不満げな顔をする。

「そんな顔しないで…美海さんの全部を舐めるの……」

「全部?……私は?……私もしていい?……」

「触ってもいいけど…今舐めるのはワタシだけ……」

首へと唇を落としていく。
擽るような啄みを繰り返しながら…時折、唾液で濡らしてあげる…首から鎖骨、肩を丁寧に口で愛撫していく。

「…はぁっ……ぁ……気持ちいぃっ……」

私は天音の背中を撫で擦りながら、彼女の唇と舌に素直に感じていった。
焦らすように乳房に円描いてくる。
乳輪と乳房の境界を舐めると、その内側には入ってこない。

「右の次は左だよ……」

もう舐めて欲しくて、乳輪ごと勃起させている感覚だった。

「お願いっ…舐めて…吸って……この前みたいに乳首…してぇ……」

焦らしに焦らされ後に受ける乳首への刺激は格別だ。
私の身体はそれを知って、天音の口へと押しつけていく。

「意地悪ぅっ……」

ワタシは知ってて顔を上げた。

この前はキッチンからの頼りなげな灯りで解らなかった。
昼前の明るい寝室で美海さんの乳房をまじまじと見つめる。

「美海さん…左の乳輪にホクロがあるんですね……」

その言葉に蕩けていた私の身体の体温が一気に上がる。
咄嗟に乳房を隠していた。
そうなのだ、うっすらとだが私の乳輪には小さなホクロが二つ並んでいる。
夫にだって指摘されたことはない。
でもよく視ると、ホクロが目に見えて…乳首が鼻の位置にあるのだ。
小さな目に対して乳首はまるで豚の鼻のように思えてしまう。
私は色気のないホクロが嫌いだった。

「なんで隠すの?……」
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