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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第6章 蜜月
ワタシもエプロンを取ってソファに座った。

「いただきます……」

声を揃えて炒飯を頬張っていく。

「これ、ほんとに美味しいっ…レシピ教えてよ……」

「ずっと見てたじゃないですか…適当ですよこんなの……」

「私が眺めてたのは天音のお尻だよ……」

ワタシは呆れた顔で見つめると、唇を重ねていた。

「…っん……後でLINEで送りますよ……」

美海さんはご満悦に炒飯を頬張っていく。

「ねぇ…来週も平日はお茶会できそ?……」

一応、名目はお茶会のままなんだと苦笑してしまう。

「ワタシ…来週は生理が来そうなんですよね……」

「あ、待って…私もだ…なんか愉しくて忘れてたよ……」

そうなると、来週の赤裸々日記はお休みということになる。
そして、美海さんはこう言うはずだ。

「はぁ…禁欲生活かぁ……」

「何ですか、禁欲って……」

ワタシは知ってて聞いてみる。

「ん?…女の子の日って、彼ともできないし、ソロもしないから……だから…禁欲期間ってこと……」

「もう…普段から厭らしいことばっかりしてるみたいじゃないですか……」

本当にこの短時間で私は天音に対して正直になっていた。

「そうなんだよ…エロいことばっかり……だから天音とこうなってほんとにうれしい……天音はどうなの?……」

あんまりストレートに言われるとこっちが赤面してしまう。
ワタシはどうなんだろう。
最初はお隣の美人な人妻がタイプだと思った。
モーションをかけると、女同士には初心で歳上だけど可愛くて仕方なくなって……

【そっか…ワタシも美海さんが大好きなんだ……】

「誘ったのはワタシですよ……まぁ、思ったより順応が早くて驚いてはいますけどね……」

クスッ……

「ワタシも美海さんと特別な関係になれて最高にハッピーです……」

「…よかったぁ……これからも私を翻弄してね……」

「すぐにワタシの方がヤられちゃう感じになりそう……」

私はブログのことは打ち明けなかった。
全裸同士で昼食をとりながら、隠す必要もないのだが…なんとなく今日じゃなくてもいいかと思っていた。

【ブログのことは話してくれないんだ……】

ワタシとのことはブログでも触れていない。
この事はあくまで秘密の愉しみということなのかと、ワタシは思うことにした。

【まぁ…ワタシも知ってると言ってないからお互い様かぁ……】
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