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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第7章 本気の代償
閉じた歯をなぞられる。
性感を擽られていくみたいで、湿った吐息を吐くと侵入を許していた。

【慣れた舌遣い…上手だ……】

もちろんいけないとは思った。
でも、久しぶりの深い酔いに正常な判断は麻痺していた。
壁に手を張りつけ肯定しない意思表示をしながら、口内でうねる舌に舌を絡めていった。
唾液を送り込まれるのには少し嫌悪感を感じる。
唇から垂れる唾液が顎に伝うと、その感触がまた理性を追いやる。

「乗ってきたじゃないか…」

「はぁ…別にそんなんじゃ……」

ビスチェのフロントファスナーに手がかかった。
カットソーはショート丈でお臍辺りで切れていた。
そこまでファスナーを下ろされると、裾の下から手が入ってくる。
ハーフカップのブラは簡単に折り曲げられて乳首を摘ままれた。

「…っん…ゃ、やめて……ん、んんっ……」

乳首を弄られながら、また舌を絡め合った。
禁欲明けの身体は本当に貪欲になっていて…舌の戯れと乳首の刺激にもう濡れていた。

ガヤガヤとした喧騒の中でも、話し声がこちらにに近づいてくるのが解る。
男もそれに気づいたのだろう。
呆気なく解放された。

「続きがしたくなったら声かけてくれよ…もう濡れてんだろ…」

私はファスナーを戻しながら…

「バカにしないでよ……」

【そうだよ…あんたみたいな軽薄な男にでも上手けりゃ感じる変態女なんだよ……】

でも、大丈夫…
こんなの事故でしかない。
私が望んだわけじゃないし、浮気なんかじゃない。
愛する男は夫だけ…それ以外は誰も……

【…天音だけ……でも…天音は私と同じ……】

「遅かったな…」

前川くんの隣に戻っていった。

「ごめん…他の娘とちょっと話してて……」

「よかった…誰かにかっ拐われたのかとおもったよ…」

【え?なに…今さら口説いてるの?……】

「何言ってるの…子持ちのおばさんだって……」

「いや、そんなことない…ミナちゃん、ほんと綺麗だよ…それになんか色っぽい…」

「はいはい…飲み過ぎなんじゃない?……」

「よぉ…前川…」「来栖、楽しんでる?…」

もっと出来上がった同級生が私達を挟み込むように座ってきた。

「誰だよ、お前ら…」

前川くんが冗談っぽく二人の名前を聞いてくれる。
私が憶えてないと思ってのフォロー。

「ひでぇな…俺、山本…。俺、佐藤…。来栖は憶えてくれてるよな?…」
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