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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第7章 本気の代償
ワタシは寝不足の顔をメイクで誤魔化し玄関のドアを開ける。
隣のポーチには誰もいなかった。

【あんな時間に帰ってきたんじゃ起きれないよね……】

腹立たしさは治まらない。
午前中は苛立ちを仕事にぶつけていった。

お昼に同僚とランチをしながら言われてしまった。

「天音さん…なんか鬼気迫る感じだったね…」

「え?あ…ごめん…ちょっと寝不足で……仕事してないと逆にキツくて……」

「まぁ…こっちは寧ろ助かったけどね……今日は残業せずに済みそう…」

愛想笑いで受け流すと…ひと足先に席を立った。
トイレでメイクを直して、個室に隠る。
美海さんのブログを開いてみる。

【更新してるんだ……】

しかもタイトルは…同窓会の夜…。
ワタシは胸の鼓動を感じながら、タイトルをタップした。


私の気分は最悪だった。
夜中に帰宅すると夫は眠っていた。
もう4時間もすれば起きて仕事に行くのだ。
当たり前だし、正直助かったと思った。

ホテルでは、シャワーを浴びることもなく出ていった。
帰りのタクシーの中では後悔に苛まれた。
愛する夫を裏切ったのだから当たり前だ、もちろん反省だってしていた。
でも、それだけじゃなかった。

【あんなんで誘うなよ……】

同級生で昔片想いだった前川くん。
良かったのは前戯までだった。

咥えた時に大きさ解っていた。
でも男は大きさだけじゃない…ということも知っている。

夫のよりも小さいと思った。
でも、私に興奮してくれてるチンポはカッチカチになって挿ってきた。

私は結婚してから浮気なんてしたことがない。
もちろん、最近出会った天音のことはノーカウントだけど。

罪悪感を感じながらも興奮していた。
いや、その罪悪感こそが興奮の源だったんだと思う。

「ミナちゃんっ…気持ちいいねっ……ぁぁっ…ちょっと待ってよっ…」

【なに童貞みたいな声出してるの…動いて…激しくしてくれなきゃ……】

私はねだるように締めつけていく。

「動いてっ…前川くんっ……激しく突き上げてっ……」

彼は応えようとしてくれた。
思いきり腰を振ってくれた。

「ぁぁっ…素敵っ…気持ちいいよぉっ……」

淫らな女を演じて見せた。
前川くんにも悦んで欲しかったから…。
その全てが裏目に出てしまった。

彼のへこへこと腰が震えたと思ったら、中で脈打っていた。

「え?…ウソ?……」
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