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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第7章 本気の代償
「うわぁっ…うっ、ぅっ、ぅぅっ…」

【終わり?…なの?……】

前川くんは声を上げて射精してた。

【早漏でもいいよ…まだゴムはあるし……ぁ……え?……】

萎えていくのが解った。

「…あれ?……久しぶりだったからかな……いつもはもう少しできるんだけど……」

小さくなった肉棒がにゅるんと抜け出ていった。
興醒めだった。
早漏でもいいのは愛する男だけだ。
この男は一夜の火遊びだったのに…昂った情熱は一瞬で鎮火していった。

「そういうこともあるよね……」

彼の股間にゴムからも抜けてしまった肉棒がだらんとぶら下がっていた。

「シャワー浴びようか?…」

私はティッシュで股間を拭うと…

「ごめん…これ以上は遅くなれないから……」

脱がされた服をかき集めて、私は前川くんを残してホテルを後にした。

アラームはいつも通りに鳴った。
LINEにメッセージは届いていない。

【天音…怒ってるかな……】

完全に二日酔いだった。
隣では何も知らない夫が眠っていた。
頭が痛いとサボる権利は私にはない。

「ごめんね、あなた…もう絶対しないから……」

そう呟き眠っている頬にキスをしてベッドから抜け出ていく。

今朝は忙しい。
朝食を作ると、夫を起こして私は出かける準備をする。
妹のところに預けた子供達を迎えに行き、幼稚園と保育園に送り届けなければならなかった。

「あなた…先に出るからね……いってきます……」

マンションに戻ったのは、天音がもう出かけている時間だった。

「天音に会いたいな……」

そんな独り言を呟き部屋に戻った。

ソファに落ち着き、天音にLINEを送ろうと思った。
連絡しなかったことを謝り、次のお茶会の約束をする。
それだけのことに言葉を慎重に選んでいた。

【遅くなったから連絡しなかったって送るだけ……天音は知らないんだから……】

天音のことを考えると、消化不良の身体が疼き出す。
なぜだろう…睡眠不足は妙に身体が昂る。
禁欲明けだから余計だった。

LINEの画面を閉じて、ブログの投稿フォームを開いていた。

【こんなことしてる場合じゃないのに……】

タイトルは…同窓会の夜…。
右手で乳房を揉みながら、左手でスマホを打ち込んでいく。

【みんな昨日の報告待ってるよね?……】

私は日記ではなく、フィクションの短編小説にすることを選んだ。
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