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山河学園 学生寮
第35章 四月…アメリカ渡米と新しい生活
悠介「はぁっ…全く…懲りないなぁ…いっそ学園の経営権取り上げようか…雇用される立場ならそんな事しなくなるし…」

悠介の言葉に守は沈黙した…いくら守が優秀とは言え金銭面ではどうにもならず何より他に縋ってしまう事は今や難しい状況になっている…

高齢化が進み学生の取り合いが激化する中新しいものを取り入れて行かないと魅力を失った大学の末路は悲惨だ…

そして悠介を化け物に育ててしまったと苦笑いして祖父にはちゃんと話すからそれはやめて欲しいとお願いした…

悠介「大丈夫…兄さんがいる限りそんな事はしないよ…でもお祖父様にはそう言って置いて…父さんにも…」

祖父は一気に行動まで制限されて日本に帰ると言い出したが叶うはずも無く…学園の為になる人脈作りに奔走している…

会長「鬼…」

ニヤッと笑ってそう目の前の悠介を見て言う…

悠介「なんの事でしょう?用事が無いなら仕事したいんですが?」

横に立っているアレクッスが苦笑いして…

アレクッス「仕事ばかりして休みも一度も取ってないので明日から5日間休んで下さい…インターン制度の規定に反するので…」

悠介「…休みですか…ありがたいですが…やる事ないのでここに来ても?」

そう言うと嬉しそうに笑う会長が航空会社の封筒を置いて…

会長「そう言うと困るからコレを用意した…日本行きのチケットだ往復分入っている…日本で休んで来なさい…コレは命令だ…大学はネットで授業を受けられるから問題ないはずだ…ジョンと翠も同行する…翠のご両親に会いに行くらしい…ジョンが説得したらしいよ…ずっと帰って無かったからね…」

そう言われてしまうと従うしか無いが少しムスッとして分かりましたと頭を下げて早々に部屋を出て行く…

後ろで二人が顔を見合わせて苦笑いしてたとは知らず…

悠介が余りにも仕事にのめり込んでしまって流石に少し心配になってジョンが翠を日本の両親のところに連れて行きたいから休みを寄越せと直談判に来た…

それを聞いてコレは使えると2人には申し訳ないが利用させて貰う事にした…

そして悠介も一緒だと告げると息子は大喜び…まるで兄弟のように仲が良い…

アレクッス「凄いスピードでお願いした案件のプランが仕上がって来ております…うちの優秀な社員を蹴落とすほどのものが…」
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