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第37章 ヨーロッパへ

社長「リアムのところ同様に二年分の仕事を君にお願いしたい…少し向こうとは違うかもしれない…あと部下を数名後日君に付けよう…」

悠介「あ、あの…一つお願いが…その…」

ロイはニヤッとして…

社長「クス…聞いている…それも大丈夫…既に用意してある…」

ホッとして早速夜にと言うと笑って頷く…その後測ったように秘書が二台のパソコンと書類の束を手に戻って来てテーブルに置いた…

悠介「…これ…全部？」

数センチはある束を見てそう聞くとニコッと笑って頷く…

秘書「持ち出し禁止の書類もありますので目を通されるならご用意してある部屋でご確認ください…それと私の部下を1人お付けします…好きにお使いください…専門分野の人間は必要に応じて秘書に言って頂ければ大丈夫です…皆優秀なのでそれとこれは社員証で食堂で使えます…あとゲートを通る際も必ず必要なのでお忘れ無く…それを見せて頂ければこの会社の社員は持てる力を使って仕事をしてくれるはずなので…」

悠介「…分かりました…じゃ早速…」

社長「おいおい…仕事はまだしなくていいぞ？」

悠介「…勉強もしなきゃならないんですよ…夜までには一通り目を通して置きたいので…許可して頂けると嬉しいですが…」

ロイは呆れてピーターに案内するよう言って悠介は立ち上がり頭を下げて失礼しますとそこを後にした…

…クス…もうおじさんとも呼びそうにないな…

少し残念そうに笑って自らの仕事に戻った…

悠介は少し大袈裟だと思う広さの部屋に六つの机とそれぞれにPCが用意してあり正面に一席ある席が自分の席だと聞いてパソコンのIDやパスワードなどの説明を聞いて先ほど言っていた秘書も紹介された…

悠介「ありがとう…宜しくお願いします…今は何も無いので…すいません…一人にして下さい…集中します…飲み物も入りません…必要なら自分で買いに行きます…」

ピーター「…分かりました…飲み物はエレベーターの横に無料で好きに飲める自動販売機がありますのでそちらをお使い下さい…」

そう言って部下も連れて出て行く…

ため息を吐いて…目の前の書類の山とパソコンにこれに関連する内容諸々が詰まっているのを見て…

悠介「これ…また同じ事させられるんじゃ…まぁ…いいか…楽しみだ」