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山河学園 学生寮
第37章 ヨーロッパへ
唯一面倒なのはイギリスと言う国の貴族主義…まだこの古い風習が残っていて仕事にまでそれが影響する事で悠介が日本人だと言う事がネックになる事さえある…

なので国内の件は悠介が裏に回って表に出る人間をメンバーから各企画事に決めて個人的な打ち合わせまでしなければならず日々忙しい毎日を送っていた…

そこにカルロの帰国と言う知らせが来ていたので忙しい中社長の代理で出迎えに行く…

悠介「お帰り…早苗さん…お久しぶり…俺…忙しいから…早く行くぞ…」

カルロ「おいおい…今日くらい良いじゃないか?」

悠介「…悪いけど無理…予定分刻みに入ってる…それと早苗さんが働くなら俺の部下だから…一緒には働けないからそのつもりで…とりあえず家でいい?」

悠介の有無を言わせずにそう言って速攻で実家の前で降ろされ悠介はそのまま戻って行った…ポカンとしてとりあえず2人でカルロの家に…

母に紹介すると嬉しそうに早苗を連れてリビングに…付いて行くが息子の自分は放置で楽しそうに話すのを聞いて少しホッとした…

悠介が裏で2人を懐柔していたと後で知り助かったと思う…

そして翌日会社に顔を出すと…

なんと…悠介の仕事場が自分の執務室がある階ではなく社長室がある階にあり権限も悠介が上と知ってびっくり仰天した…

カルロ「良く親父がここに部屋くれたな?ってか人も内容も俺より凄いってどう言う事?」

悠介「知らないよ…おじさん…無茶苦茶な量と内容押し付けて来て大変なんだ…カルロも仕事だろ?頑張れよ…じゃあ夜に…」

そう言って足速に消えて行った…社長である父にも挨拶して新しい仕事内容と諸々の話しを聞いた後…

カルロ「悠介が鬼みたいになってる…あれ大丈夫?」

社長「…カルロ…あの子は恐ろしく仕事が出来る…私よりしてるんじゃないかと思うほどに…裏の仕事までは見せて居ないが…やらせるのを控えている…そっち方面はお前に引き受けて貰うからそのつもりで…今のままだと…悠介にはとてもじゃないが追いつけないぞ…気合いを入れて仕事をしろ…」

そうハッパを掛けられるほどでどうやらアメリカでの経験がそのまま血肉になって今それが発揮されているらしい…

ヨーロッパ随一の大企業で裏社会まで掌握しているここで統括する父がこれほど言う人間を初めて知る…
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