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12歳年下の彼に看病される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり

ヤクルト位のサイズの
とらやのシャボン玉液のキャップを開けると。

シャボン玉液に、ストローの先を入れて。
巴が口に咥えるとふぅーーと息を吹いた。

キラキラと太陽の光を受けて
七色に光る小さいサイズのシャボン玉が
沢山飛んで行くのが見えて。

子供の頃よりも沢山出来てるのは、
私が大人になって肺活量が
増えたから…なのかも知れない。

しばらく買ったシャボン玉で遊んでいると。

『巴さん、巴さんもクマの方使いますか?』

「うん、良いの?やってみたい」

このクマの形のシャボン玉は、
小さい頃に持っているお友達が
羨ましくて欲しかったけど…
買って貰えなかった記憶がある。

「ねぇ、このクマのシャボン玉って
幾らぐらいする物なの?」

『1000円ですよ、それ』

「1000円なんだ…これ…ッ」

とらやの単品のが30円で
100円均なら5本位
液が入ってるのとか、
ステッキみたいになってる
沢山作れたり大きいのが作れるのあるし。
どうりで…ダメって言われるよなと。

そんな事を思いながら
フゥー――と、クマのシャボン玉を吹くと。
沢山のシャボン玉が…ゆっくりと
その数を減らしながら上って行くのが見えて。

下から、そのシャボン玉たちが
昇って行くのを2人で見上げていると。

ぎゅ…っ…と港斗が手を握って来て。
きゅ…と…巴さもその手を握り返した。

『良いですね…、シャボン玉も』

そう言いながら笑って居る、
港斗君の後ろにシャボン玉が見えて。
少女漫画…の1コマみたいって
そんな事をつい…考えてしまって。
ぷっ…っと吹き出し笑いをしてしまって。

「そうだね、偶には…良いね」

こんな感じで…1日のデートは過ぎて行って。

その夜も…、彼はうちのアパートに

泊って、そのまま月曜日は

一緒に家を出て仕事へと向かった。

港斗君と…付き合う様になってから。

ついついえっちな事をして

ご飯の時間が遅くなっちゃったり。

外食とか…宅配が多くなったりしてたので。

今月から…週明けの月曜日にも

ジムに通う事んしたんだけど…。

仕事から帰って、着替えてジムに行ったら。

バッタリと…港斗君に出会ってしまって。



まぁ…週1だろうが週5だろうが、
言ってしまえば週7でも
同じ料金の契約だから。
行けば行くほど、得をする訳で…。

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