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12歳年下の彼に看病される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり
そうなんだよなぁ、良く考えたら
妹の千冬が…港斗君に会ったのって
月曜日に行ってる時だったと
出会ってしまってから思い出したんだけど。
『うわぁ、嬉しいな。
月曜日にも、巴さんにジムで
合えるなんて、僕はラッキーですね』
「折角…港斗君に指導して貰って、
痩せたのに…、その…外食とか
宅配で済ませる機会が増えちゃってるから…ッ
ジムに通う回数…今月から
増やそうかなって…思って…」
水曜日に会うから、水曜日の人だとばかり
勝手にこっちが思い込んでたけど
そうなんだよな、千冬は…月曜日に
港斗君と一緒になってたから…。
『一時だけ…、ここに巴さんの
妹さんが通ってた時ありましたよね?
巴さんに…話すか話さないか
どうしよかなって…思ってたんですけど…』
何となく…その話題の持ちだし方で、
その先は…予想はしてたんだけど。
出戻りの妹は…、割と…
そう言うの自分からアグレッシブに
アプローチするタイプだから。
港斗君にも…ぐいぐい言い寄っていた様で。
妹は…化粧詐欺と…
過去の彼氏に言われたほど。
メイクが…お上手…な感じもあって。
昔からかなり…モテて居たし
年齢だって私よりも5歳年下なのだから。
港斗君とは7歳差になるけど。
妹は…年齢よりも若く見られるから。
港斗君と同世代位に見られる事も多い。
『でも…妹さんにも
良い出会いがあったようで良かったです』
流石に…日曜日も泊まったし、
水曜日にもお邪魔させて貰うつもりなのでと。
その日は…私がトレーニングを
終わった後も、港斗君はまだ
もうちょっとしてから帰りますと言って居たので。
10月の2日は…そのままジムで別れて。
10月4日の水曜日に、
何時もの様に一緒にトレーニングをして。
何時もの様に、その近くの居酒屋で
ビールを1杯だけ飲んで。
『いつも…巴さんの家に泊ってばっかりだし、
今夜は…僕の部屋に泊まりませんか?』
「えっ…でも…、何も
着替えも…持って来てない…ので」
『このまま帰りに取りに行けば
良いじゃないですか。巴さんの家まで。
って言いたい所ですけど、
次の水曜日にしますか?』
今日は泊まれる用意をしてないと
こっちが言うと、
じゃあ、次の水曜日にと言われて。
今日は…港斗君が家に
泊まりに来る事になった。