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12歳年下の彼に看病される話
第7章 12歳年下の彼に看病される話
雛鳥の様に口を開けて待っている彼に
作ったお粥を食べさせて。
薬を飲ませて、
マットレスに戻そうとすると。
こっちが寝かそうとする力に
彼が反発して寝ころぼうとしなくて。
「食べてお薬飲んだら、横になって
ゆっくり体…休めないと…ダメだよ?」
『巴さんに…えっちな看病とか…って
して貰えない…ですか?』
そんな風に…期待をする目で
下から見上げられてしまうと…。
「ちょっと…だけ…なら…良いよ…」
『巴さんが…僕に乗ってくれれば…』
「もう…、生理になっちゃったからダメ。
今は…手と口だけで…我慢して、ね?」
『じゃあ…元気になってから…ですか?』
そうお伺いをこちらに彼が立てて来るが。
彼の…そっちは…元気な感じの様で。
12歳年下の彼に看病される話が…、
何時の間にやら
12歳年下の彼を…看病する話に
なってしまって居た。
「うん、元気になったら…ね?」
『じゃあ、元気になったら…
巴さんが…もう無理って言うまで…
巴さんと…しても良いんですか?』
そう…嬉しそうな顔をして
24歳の彼氏の港斗に言われてしまって。
自分の…体力が持つかなと…
心配になってしまった
36歳の巴なのであった。
12歳年下の彼に看病される話
― おしまい ―