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12歳年下の彼に看病される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり
とは言っても…、
水曜日は仕事が済んでからジムで
一緒に汗を流して、1杯飲んでいるので。
帰る頃には割といい時間になって居るし、
翌日はお互いに仕事があるので。
水曜日は…えっちは1回だけと言う
私と港斗君との間に
暗黙のルールが出来て居て。
「あっ…ん…っ、はぁ…んッ
あんっ、港斗…君ッ…」
『いつまでも…ティッシュケースに
ゴム隠しとく訳にも行きませんし、
サイドテーブルも買いましょうか』
と、今度はこの脚付きのマットレスの所で。
コンドームを入れたりするのに、
普通のベッドみたいに枕元の
ベッドボードの部分がないから。
いつまでも木製のティッシュケースを
使うのもねと港斗が言って来て。
「でも…色々、買ってばっかり…ッ」
『じゃあ、僕の部屋にある適当な
棚でも…1つ…持って来ても良いですけど』
そんな…相談をしながら…えっちもしつつ。
結局相談はそこそこに終わってしまって。
ーーー
ーー
ー
彼の腕枕の上に自分の頭を預けて。
先程の行為の余韻を味わってると。
『週末のご相談なんですけどね…?
やっぱり…金曜日から…お邪魔するのは…
ダメ…ですよね?だったら、
今度の7日土曜日のデートの当日は
こちらに朝の9時にお伺いしても?』
「9時にここまで迎えに来てくれるの?」
『はい、楽しみにしてますね、土曜日…
ああ、折角ですし、土曜の夜は
…どこかに泊まっちゃいましょうか?』
また…適当な良さそうな所を
探しておきますねと港斗が
笑顔で巴に言って来て。
「お泊り…するの?」
『え、ええ…。僕はそのつもりですが…。
お互いに1人暮らししてるからって、
お互いの部屋ばっかりじゃなくても…』
「ラブホテル…?」
『普通のホテルが良かったら、
普通のホテル…探しますけど…』
ううんと…巴が首を横に振って、
港斗の耳元に自分の口を近付けると。
「ラブホテル…また…行きたいなって」
『じゃあ、ラブホテルにしましょうか』
「土曜日…楽しみ…、
お天気大丈夫かな?」
港斗が巴の言葉に自分のスマートフォンで
土曜日の天気と気温を調べてくれて。
『お天気は雨は降ら無さそうですね…、
まぁ、まだ水曜日でしから、
予報変わるかも知れませんけど…ね。
巴さん、大丈夫ですか?寒くないですか?』