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12歳年下の彼に看病される話
第6章 11月の出来事
そう言いながら、彼が
ちゅ…とこっちの唇に
自分の唇を重ねて来て。
ちゅ…ッちゅ…ッ……と
短い触れるだけのキスを繰り返す。
はぁ…っと…キスとキスとの合間に、
自分の体温がインフルの
熱の所為以上に…上昇していて。
いつもよりも…熱い吐息が漏れる。
『やっぱり…、熱の所為で…
唇も…熱い…ですね…』
ちゅ…る…ッ…と上唇と
下唇の間から、彼が舌を
巴の口の中に…侵入させて来て。
口の中の…温度を…
測る様にして舌で口の中を探られる。
『口の中も…、熱い…』
「んぅ…ん…っ、み、港斗…君が…、
体温…上がっちゃう…様な…、
えっち…なキスするのが…悪いんだよ…ッ」
むにゅ…っとパジャマの上から
彼の手に…おっぱいを揉まれてしまって。
「んん…やぁ…ぁ…ッ、ダメッ…ッ」
『そうですね…、えっちな事は
元気なった時の楽しみに
取っておきましょうね。巴さん。
おふざけはこれぐらいにしますので、
ゆっくり休んでくださいね?』
そう言って、ちう…っと
額を全開に手で晒されてしまって。
丸見えになった額にキスをされると。
『じゃあ、僕は…
シャワー浴びて来ますから。
巴さんは先に休んでて下さいね…』
「うん…、早く…戻って来てね…?」
自分の体調が悪いからなのか…、
同じ家の中に居るのに、
そんな事を…言ってしまって居て。
これじゃあ…、まるで…、
側に居てって…言ってるみたいな物だ。
『ずッ、狡くないですか?巴さん。
それッ、狡すぎませんか?卑怯すぎますよ?
そんな可愛いらしい事言われちゃったら。
僕は…、ここから離れたくなくなっちゃって、
シャワー浴びに行けないじゃないですか…ッ』
「ちょ…ちょっと…、心細いだけ…だよ…
熱の所為…かも…、知れないけ…ど…」
いつもよりも…たどたどしい感じに、
熱の所為なのか、言葉も
途切れ途切れにしつつも
マットレスの上で身体を起こすと、
巴が港斗にそう訴えて来て。
港斗がガシッと…巴の肩を掴んで。
巴がマットレスの上で起こした身体を
グイグイとマットレスの上に
かなり強い力で押し戻されてしまって。
『すぐに…シャワー浴びて、
巴さんの所に、戻りますから…ッ、
巴さんは…、ここで休んでて…下さいッ』