この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~疼き~
第2章 追憶

今日こそは話しかけようと思っていた。

まだ、店には客は蒼とその女しか居なかったのだ。
今が、チャンスだと思っていた。

「ねぇ、そこのお姉さんさぁ、いつも見るけどどこから来てるの?近所?」

蒼はカウンターの奥の端っこに座っている女にそう声をかけた。
女はビックリしている様だった。

だが、蒼の顔を見ると嬉しそうに笑って見せる。

「うん、近所よ。あなたはどこから来てるの?」
「え?俺か?俺も近所だよ」

「あら、偶然ねぇ…」
「そうだな…」

そう言うと二人はおかしそうに笑うのだ。

「そっちの隣のカウンター席に行ってもいいかな?」

蒼は勇気を振り絞ってそう話した。

「うん、いいよ。一緒に飲まない?」
「俺も、そう思ってた…」

蒼はホッピーを持ちその女の席の隣へと移動した。
つまみの焼き鳥はマスターが運んでくれる。

「俺、岩崎蒼っていうんだ」
「あら、私は白石夏海よ…」

「夏海って名前なんだ?夏が誕生日なのか?」
「ええ、7月が誕生日だよ」

/90ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ