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~疼き~
第6章 告白

夏海は浩二の事が気の毒で仕方がなかった。

「それは、酷いね…」

夏海は絞り出すようにそう言った。
すると、浩二はこう言ってきたのだ。

「夏海さんも、蒼さんを亡くしてますよね?僕と同じですね…」

浩二には以前、蒼が亡くなったことを知らせてあった。
そのことを浩二は言ってきたのだ。

「そうだね、同じだね…」
「でも、残された僕らは前に進まないといけないんですよ…」

浩二はそう言ってきた。
まだ、彼女を亡くしてから半年も経っていない人からこう言われたのだ。

夏海は前に進めなくて悩んでいた。
でも、浩二はこうして前向きに人生を考えている。

「夏海さん、僕、知り合った頃から夏海さんに言いたい事があったんです…」
「なに?」

夏海は浩二のその言葉に思い当たるところがなかった。
何を言われるのだろか、と、思っていた。

浩二は絞り出すようにこう話した。

「僕、ずっと前から夏海さんの事が好きだったんです…」
「え?」

夏海は次の言葉が出て来なかった。
余りにも突然の告白だったからだ。

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