この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~疼き~
第9章 出逢い
「大手かぁ…」
夏海はちょっとため息をついた。
でも、やって見なければ分からないではないか、とも思っていたのだ。
夏海は次の休日の日の昼間に掲示板に書き込みをしてみることにした。
「横浜在住の43歳の女性です。お友達からよろしくお願いします。ゆくゆくは一緒にランチとか、映画を観に行ったりとかしたいです。よろしくお願いします」
こんな感じの文面を書いて投稿したのだ。
こんな内容で本当にコメントが来るのかどうか分からなかった。
しかし、数分もしないうちに沢山の男からコメントが来たのだ。
それには夏海も驚いてしまった。
夏海はどれに返事を書いて良いのか迷っていた。
そんな時だった。
コメント欄にある人物がコメントと自分の写真を載せて来たのだ。
「ここ、ちょっとおかしな奴ばかりいるサイトだから、そんな事書き込みしてると変な奴に捕まるぞ、良かったら俺とメッセージしないか?」
夏海はこのコメントにちょっと驚いてしまった。
だが、この人は自分の写真を載せてくれている。
半分迷いもしたがこの男にコメントの返事を書いてみようと思ったのだ。
「初めまして。よろしくお願いします。メッセージでやり取りしませんか?」
夏海はおっかなびっくりでそう書いた。
すると、直ぐに夏海のパソコンにメッセージが届く。
「俺、柿崎蓮って言うんだ。よろしくな」