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青い欲情~男と女の色模様~
第1章 童貞卒業
『こ、これがラブホテル…』
部屋に連れ込まれて
僕は怖じ気づいた。
いや、それよりも悩ましげな部屋の雰囲気に圧倒されたと言うべきか…
緊張している僕に対して
彼女は堂々としていて、こういうところに来るのは慣れているようだった。
彼女は冷蔵庫を開けて「何か飲む?」と聞いてくれたが、返事を待たずに缶チューハイをテーブルの上に置いた。
「飲んだことはあるんでしょ?」
「いえ…僕は未成年なのでお酒は飲みません」
「まあ、そう言わずに少しは付き合いなさいよ」
無理矢理にコップにチューハイが注がれて
仕方なしにその液体を喉に流し込んだ。
初めて飲んだお酒は胃袋をカァ~と熱くさせ
次の瞬間には顔が真っ赤になった。
これがお酒の味か…
顔が火照るのと同時に心臓がドキドキしてきた。
「本当にお酒を飲むのが初めてだったみたいね。
ん~、可愛い」
彼女は、そう言いながら、僕にもたれかかってきた。
「あの…眠いんでしたら
どうぞベッドで横になってください」
そう言った僕は手にしていたチューハイの入ったコップをテーブルの上に置いた。
すると、彼女は僕の首に腕を回してきた。
僕の二の腕に彼女の豊満な乳房の弾力が…
「ねえ…ベッドに連れていってくれないの?」
仕方なく、抱きかかえて
ベッドに連れていこうとしたとき、
顔が近づいてきて唇を塞がれた。
「ん…うへっ!」
キスされただけでもかなりの驚きなのに
唐突に彼女舌が口の中に忍び込んできて、
僕は思わず変な声を漏らしてしまった。