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青い欲情~男と女の色模様~
第10章 資料室にて

「それに…君の作成した会計報告書だが…
ここんところの数字が合わないよ」

ほら、見てごらんと
春彦は一枚の用紙を沙織に見せた。

「えっ?」

沙織は用紙に書かれている文章を読んで驚いた。

- 今すぐセックスをしよう! -

てっきり計算間違いだと思っていたのだが
その書類にはセックスのお誘い文が書かれていたからだ。

「今から資料室へ行って数字の見直しをしようじゃないか」

春彦は部内の社員に聞こえるように
わざとらしくそう言った。

「いいね?
じゃあ、資料室へついてきたまえ」

本当は今すぐにでも手を握って
腕を組みながら資料室へ行きたかったが
私は怒っているんだぞというように
わざとドスドスと足音を立てて
沙織を引き連れて資料室に向かった。

沙織を資料室に連れ込むなり
春彦はドアに施錠して誰も入ってこないようにした。

「春彦?ここで?」

「ああ、ここで抱かせてもらう」

春彦はガシッと沙織を抱き締めて
熱いキスを落としてやった。

唇が離れるや否や
春彦は不安に思っていることを沙織に尋ねた。

「お前、俺に黙って社内恋愛しているんじゃないだろうな?」

「社内恋愛?いいえ、していません」

沙織の答えを春彦はじっと目を見て確かめた。
沙織の目は嘘偽りのなくまっすぐ春彦の瞳を見つめている。

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