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青い欲情~男と女の色模様~
第12章 美波の母 明江
「ちょっと酔っぱらってしまったので
ゴロンと横になれるところにお母さんを連れていきたいんですよ」
「あら?同じね
私も横になりたいと思っていたのよ
それと…お母さんと呼ぶのはやめてよ
私、磯田先生の母親じゃないんだから」
「わかりました
それじゃなんて呼べば?」
「あ・き・え…明江と呼んで…」
「わかったよ…明江…」
四十過ぎのおばさんでも
こうして名前で呼ぶとムラムラしてくる。
「じゃあ…僕も名前で呼んでもらおうかな?」
「そうね、その方が親睦を高め合うにはいいわよね
なんてお名前なの?」
「学です」
「いいわ…じゃあ…学、場所を変えましょうよ」
そう言って明江は磯田に体を預けてきた。
『マジかよ!生徒の保護者と…肉体関係!』
欲情してしまえばモラルもへったくれもないと
磯田は下半身がムズムズしてきた。
二人は当然のようにカフェバーを後にすると
一目散にラブホテルに飛び込んだ。
部屋に連れ込むと
「私…そんなつもりで場所を変えようって言ったんじゃないのよ」と否定の言葉を口にして
望んでホテルに来た訳じゃないと弁解した。
「じゃあ…どこに行くつもりだったんですか?」
「それは…」
言いよどむ明江の唇を
電光石火の早さでキスをした。