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青い欲情~男と女の色模様~
第13章 家庭教師

「違うんだ母さん、
最近何だか体のリズムが狂っちゃって
途中で便意を催してトイレに駆け込んだりしてるから…」

「まあ!体の調子が悪いの?
一度、病院で診察をしてもらった方がいいのかしら」

「思春期にはよくあることですよ
心と体のバランスが崩れるんです
規則正しい生活リズムを心がけるようにしてください」

磯田の一言で、何とか病院送りは免れたが
学力向上は最大の課題として残った。

その夜、父が珍しく早めに帰宅したので
三人でテーブルを囲みながら
母が僕の塾通いを父に提案し始めた。

「やっぱり塾に行かないとダメ?
僕さあ、人見知りだろ?
ああいう見ず知らずの奴らのところに行かされるのはイヤなんだよ」

「でも、家にいたってろくに勉強もしないじゃない」

「無理に塾通いをさせるのは
かえってマイナスになることもあるかもしれないな…
そうだ!家庭教師ってのはどうだ?」

「家庭教師?」
「家庭教師?」

やはり血の繋がった親子だからか
僕と母の言葉がシンクロした。

「そういうのって、けっこうお金がかかるんじゃない?」

「いや、俺にちょっとしたアテがあるんだよ
うちの会社に勤めている社員なんだけどね
学生時代に家庭教師のバイトをしていたと以前に聞いたことがあるんだ
俺の頼みなら格安で引き受けてもらえるんじゃないかな」

「まあ!それなら私は賛成よ」

家計を圧迫しないで済むのであれば
母は塾通いだろうが家庭教師だろうがどちらでもいいようだった。

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