この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
青い欲情~男と女の色模様~
第14章 それぞれのクリスマス
「あのさ…美波って毛を剃ったことがある?」
「ううん」
ほら来たと美波の鼓動はロックを奏でるように激しくなる。
「じゃあさ…思いきって僕に剃らせてよ」
「剃る?どこを?」
「ほら、生クリームを当然股間にも塗りたくりたいんだけどさ…
あの、何ていうか…毛が邪魔だろ?
舌触りも悪いだろうし…
何よりも衛生的じゃないよね
だからね…その…ツルツルにさせて欲しいんだ!」
「え~?やだよぉ!」
「そこをなんとかお願いします!
お願いします!お願いします!」
こんなに懇願されては許すしか仕方なくなる。
「ちゃんと綺麗に剃ってくれる自信はあるの?」
「こう見えても男なんだぜ
一週間に一度は髭もそっているんだぜ
それにさあ、毛がない方が
いいって言うよね
「なにが?」
「セックスが」
「え?」
思わず、明人の顔を見る。
明人はやたらと真面目な顔でパイパンの良さを力説し始めた。
「女性の感度が
ダイレクトに響くとか言うじゃん」
「そうなの?」
ついこの間にロストバージンをしたばかりなので
セックスに関してはビギナーとも言えるので
美波は明人の言うことを全て信じた。
そんな駆け引きをしているうちに
少しのぼせ気味になってきたのか
クラクラしてきた。