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青い欲情~男と女の色模様~
第15章 告発状

その頃、沙織と春彦は彼女の部屋で抱き合っていた。

「凄い人混みだったわね」

「ああそうだね、いつもは閑散としていて人気のない神社なのにな」

「タウン情報紙に穴場だと載っていたから余計に人が集まってしまったのかしら…」

ほら、この情報誌よ

そう言って沙織は、その神社が紹介されているページを開いて春彦に見せた。

「まったく、余計なことを書きやがって!」

「でも、お陰で体を密着して堂々と初詣が出来たわ」

「お陰でこっちは悶々としちゃって
何をお祈りすべきなのか忘れてしまったよ」

「どうせ、スケベなお願いでも考えてたんでしょうから、忘れて正解よ
神さまがビックリするところだったかもよ」

「そうだな…神さまにヤキモチを妬かれても困るしな」

沙織が注いでくれたビールを一気に飲み干すと
悶々とした気分を落ち着かせてくれよと
春彦は沙織を抱き寄せた。

「ねえ…奥さまと姫始めしてきた?」

「いいや、まだ女房とはシテいないよ」

「じゃあ、私が一番乗りね」

沙織は春彦のズボンのファスナーを降ろすと
ペニスを引っ張り出して口に含んだ。

「一番乗りをしたかったら
ちゃんと立たせろよ」

そう言いながら春彦はイソイソと脱衣を始めた。

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