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青い欲情~男と女の色模様~
第15章 告発状
『どうだ?固くて大きいだろ?
たまらないだろ?
これをお前のおま○こに挿してやるから
股を開けよ』
画面を手で覆い隠しても
音声は無情にも流れてゆく。
「いやぁ~!聞かないで!見ないで!」
清美は耳を押さえて、しっかりと目を瞑り、
まるで裸体を隠すかのように体を小さく丸めてしゃがみこんだ。
実際に今ここで裸体を晒しているわけでもないのに、ここから逃避行したいと真剣に願っていた。
「これ…母さん…だよね?」
言わなくてもいい発言を僕はしてしまった。
『あっ!しまった!』と思ったが、
後の祭りで父の春彦は鬼の形相で動画を食い入るように見ていた。
「レイプされたんだよな?
お前から誘った訳じゃないんだろ?」
そう、動画の中でセックスをしている妻が
自ら喜んで体を開いた訳ではないと思い込みたかった。
だけども、そんな父の願いをぶったぎるように
動画の中の清美は
『あうっ!うう~…いや~ん、ダメぇ!
大きすぎるぅぅ!!
うう~ん…ダメよぉ!あはん…!ああん!』
そんな風に歓喜の言葉を発し始めた。
「なにぃ!!」
春彦の目は再びノートパソコンの画面を睨み付ける。
気を利かせて動画再生を止めてパソコンを閉じればいいのに、
僕は僕で母の裸体と男にハメられているシーンに興奮して思わず勃起したペニスをズボンの上から揉んでしまっていた。